「セブン-イレブン」に「再生可能エネルギー」だけで営業する店舗が誕生?
「セブン-イレブン・ジャパン」は9月下旬、店舗運営で使用する電力エネルギーのすべてを「再生可能エネルギー」から調達する実証実験を神奈川県内の10店舗で開始した。
これは、同社が神奈川県と交わしている「SDGs推進に係る連携と協力に関する協定」とセブン&アイグループの「環境宣言」に基づく取り組み。
化学メーカー・カネカが開発した発電効率を大幅に高めた「高性能太陽光パネル」や、日産自動車が提供する「日産リーフ」のリユースバッテリーを活用したオリジナル蓄電池を利用することによって、エネルギーを“創る”と“貯める”ことを実現させる。
そして、11月に「卒FIT」を迎える一般家庭の太陽光発電による電力を調達することで、再エネ比率を実質100%にまで引き上げるという。
同社の事業における二酸化炭素の排出は、「店舗運営」が約90%を占めるというから“削減”に大きく貢献できるというワケだ。
コンビニ業界で年間売上はトップの約5兆円を誇り、全国の店舗数は唯一2万店舗を超えるセブン-イレブンの取り組みは、電力分野においては「環境問題×コンビニ」の共存の可能性を探る一手となるだろう。
Top image: © 2019 NEW STANDARD