「週末フィンランド」をオススメする5つの理由
今、悩みや迷いがある、なんだかモヤモヤしている、自分の中の何かを変えたい、正直疲れ切っている……突然ですが、そんなみなさんには是非、週末にフィンランドへ行くことをオススメします。フィンランドはそういう気持ちをきれいに拭い去ってくれる場所だとわたしは思っているからです。では週末フィンランドをオススメする理由、5つあげてみますね。お付き合いください。
1. 日本から一番近いヨーロッパ
フィンランドがある北欧はヨーロッパの一番北にあるので遠そうな印象ですが、実は日本から一番近いヨーロッパはフィンランドなんです。飛行機で9時間ちょっとで着いちゃいます。機内食を食べて、映画を2本見て、ちょっとお昼寝、そして機内食をもう一度食べた頃にはヘルシンキです。意外と近いでしょ?だからそんなに長い滞在期間は必要ではなく、サクッと行って帰ってこられるのがフィンランドのいいところ。
2. 深夜便利用で仕事帰りに空港へ
日本から意外と近いフィンランドは、週末プラス有給1日か2日で十分満喫して帰ってこられます。しかも仕事終わりに深夜便で向かえば、飛行機に乗っている間に寝て、目を覚ますとヘルシンキ到着です。夜中の移動は現地での滞在時間も長くなりますし、時差ぼけの影響も少なめ。特に夏は極夜で、陽が沈むのは夜10時を過ぎてから。なので、朝からガッツリ行動、そして夜はしっかり寝て時間を最大限に有効活用できるので、週末+αでフィンランドを楽しめちゃいます。
3. 数日で「じぶんの街」になってくれるヘルシンキ
はじめてヘルシンキへ行った時、街並みも、人も日本とは全然違うのに、不思議と外国で感じる特有の「緊張感」がなく、妙に安心している自分に気づきました。しかも数日の滞在でしたが、ローカルに溶け込んで暮らすように旅行している感覚がありました。
フィンランドへ行くたびに、この安心感はなんなんだろう?と考えてみましたが、たぶんこれはフィンランド人の「余裕のある心」と「寛容さ」からできあがっている空気感なんじゃないかと思います。しかも調べてみると、フィンランドは2018年、世界安全な国ナンバー1に輝いています。もちろんヘルシンキがこじんまりとした街だということもありますが、数日過ごすだけで「じぶんの街」になってくれるヘルシンキ、素敵でしょ?
4. 森と湖とサウナで心の洗濯
フィンランドは人口550万人に対して、サウナの数はなんと300万以上と言われています。そしてフィンランドには188,000もの湖があり、国土の70%が森。サウナは森の中の湖のほとりに建てられていることが多く、森、湖、サウナのコンビネーションはフィンランド人にとって大切なもの。サウナで汗をかき、湖に飛び込み、森を眺めながらぼーっとしていると、不思議と感謝の気持ちが溢れてくるんです。「わたしは今のままで十分しあわせで、恵まれてる!」とモヤモヤしてたことも、悩んだり迷ったりしていたことは全部吹き飛んじゃいます。
体が気持ちよくなり、体の内側からキレイになることで、心も身体もしあわせを感じるのかもしれません。もしかするとフィンランドが世界幸福度ナンバー1に選ばれているのは、森と湖とサウナのおかげかも?
5. 観光ではなく、体験をしにいく国
フィンランドには、パリのエッフェル塔やニューヨークのブロードウェイのような目立つ観光スポットはありません。フィンランドはフィンランドのひとたちの日々の生活にちょっと混ぜてもらったり、彼らがしあわせだと感じていることを、少しマネさせてもらえる「体験の国」なんです。ネットやVRなどで擬似体験が簡単にできてしまう時代に、その場へ行って自分の目で見て肌で感じられる体験は、とっても贅沢なのかもしれないって思います。
なんだかもうフィンランド、行ってみてもいいかも?って思えてきました?それなら思い切って行ってみましょう。意外と近いし、気負うことなく安心感を持って行ける国フィンランドで、心と身体をきれいにして、モヤモヤも悩みも迷いも真っ白にお洗濯して日本に戻ってこれたら、また明日からがんばれるはずです。
そんなわたしのフィンランド体験と旅のガイドが綴られた『週末フィンランド』が、みなさんのフィンランド旅行計画のお役に立てればと思います。
「森の中のサウナに入って、オーロラを見たい!」心が疲れたら週末に有給1、2日をつけてフィンランドへ。サウナ発祥の地と言われるフィンランドは、森、湖、オーロラなどの自然からデザインやグルメまで楽しめる「地球で一番しあわせな国」。本書はフィンランド観光局公認サウナアンバサダーの岩田リョウコ氏による、初めての人でも二度目、三度目でも、とにかく週末でフィンランドをたっぷり堪能するための最新情報が満載の1冊です。