「創作活動」への利用も可能!「スミソニアン協会」が280万点の展示をオンラインで公開中
アメリカにある「国立航空宇宙博物館」や「国立自然史博物館」などの運営をしている「スミソニアン協会」。合わせて19の博物館を持つ同協会が、収蔵品の一部280万点をデジタル画像で公開した。
公式サイトから閲覧可能な展示物の画像は、すべて“オープンソース”となっており、ダウンロードが可能なものは研究や出版、創作活動にあたって自由に使用することができるとか。
同協会は、さらに2020年末までに20万枚の画像を追加する予定。最終的には収蔵されている1億5500万点をすべてデジタルで閲覧可能にする予定らしい。
じつは現在、多くの美術館が所蔵品をデジタルで公開する取り組みをおこなっており、「メトロポリタン美術館」や「アムステルダム国立美術館」をはじめ約200の機関がデジタル化を進めているという。だがしかし、今回の「スミソニアン協会」による発表は前例がないほどに大規模なものだとか。
以下が同協会の所蔵するコレクションの一部だが、これら歴史に名を残す名作が自宅で手軽に鑑賞できる時代がくるとは......。
『人類初の月面着陸に成功したアポロ11号・司令船』(1969年)
『黒人ドライバーのためのグリーンブック』(1941年)
『クレオパトラの死』(1876年)
『ウィルソン・ベントレーの撮影した雪の結晶』(1890年)
Top image: © National Air and Space Museum