『アートはあなたの中にある』ヘラルボニーさんの展示で心が動いちゃった
「なにかやるんだったら、いいことをやりたい」とずっと思っている。みんなががよりハッピーになること、より心豊かになること、より踊っちゃうこと。
びっくりしたんだけど、このあいだ、そういうことをほんまに素晴らしくできているアート会社に出会った。盛岡の「株式会社へラルボニー」。話を聞いたら、感動と刺激まんまん、ワクワクして僕がスタッフさんに、「ヘラルボニーさんの世界観についてコラムちょう書きたいんですけど!」と言ったら、こうして「ジョージのコラム#5」になりました!
「異彩を、放て」をミッションにしているヘラルボニーさんは、障害のあるアーティストたちの作品をたくさん人の心に届けること。国内外の主に知的障害のある作家や福祉施設とアートのライセンス契約を結び、さまざまなアートを展示会でシェアしたり、服や、グッズやインテリアといったいろんなものを作るの。ものすごく素敵で、こんな感じだよ!
ヘラルボニーさんは、障害のある人を差別してはいけないと言っているわけではなく、アーティストとして素晴らしい人の作品をアートやデザインの世界に連れて行って、前はなかったプラットフォームを作ろうとしている。すると、多くの才能あるアーティストのユニークな世界を広げ、それぞれ様々な特性をセレブレーションする。アーティストも、周りの人もスマイルが出て、日常に明るいものが増えて、世界がより素敵なところになる。
「わー!本当にいい、このミッション!」と僕がヘラルボニーのスタッフに言ったら、奇跡的なタイミングで、「ジョージさん、ちょうど来週展示会するんだけど、来て!」と言われた。
しかも、『ART IN YOU アートはあなたの中にある』という展示会。その通りだね。:’)
生でぜひ見てほしいんだけど、とりあえず僕がこの展示に行ってきたので、少し作品とアーティストをここで紹介してもいいかしら。上の絵はね、『踊りながら通過列車』というタイトル。早川拓馬さん、希望の園(三重県) 在籍。1989年生まれ、10歳からを描いている。好きなものは電車とアイドル。愛情深く、ずっとアイドルと電車を描きたいと言っている。
これは『Let it be』 by 森啓輔さん、希望の園在籍。1989年生まれ、彼は12歳から絵を描き始めて、17歳から油絵を。音楽が大好きで、左側の絵はレコードのジャケットを見ながら彼のリズムで描いた。20分かけて色を作り、40分かけて20センチの線を作るの。マジカルカラフルなグルーヴ。
最後に、純粋に美しい『伏見稲荷赤門』by 木村 全彦。作品、それぞれの中から誠実な物づくりだよね。アーティストは他にもいっぱいいるし、デザインは他のところへいっぱい届いているよ。岩手県バスケットボールチームのユニフォームのコラボをできてるし、ジンから魚まで、色なパッケージデザインとかが一人一人のアーティストの表現になっている。それが、アーティストや福祉施設にとっての新しい収入になるという、超良いビジネス!
僕はちょうど今、これからのキャリアのことを考えているよね。世の中に色んな会社、色んな産業があって、どんな方法で、自分の力を生かすのか?
で正直、この会社のミッションを聞いた時に、希望に満ちていた。自分達の力をとてもポジティブにして、世界にとてもいい影響を与える障害福祉のプラットフォームを目指している。ヘラルボニーさんができるのだったら、この社会には、他に良いことできるチャンスがいっぱいあると思ってきた。色んな変化の中でも、未来の社会にワクワクしてきた!
ニュージーランド人の俳句ジョージによるイラストと俳句を基にした、「TABI LABO」コラムシリーズ。
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