1歳半までの赤ちゃんを「泣かせたまま」にしておくと......。英・名門大学の研究
多岐にわたる研究機関を持つイギリスの名門「ウォーリック大学」が、驚きの研究結果を発表。
その内容は、1歳半までの赤ちゃんであれば、泣かせたままにしておいても成長に影響しないというものだ。そればかりか、泣かせたままにしておいた赤ちゃんは、そうでない場合に比べて1歳半の時点で泣く時間が短くなるという。
研究にあたって、178人の乳幼児と母親を18ヵ月間追跡。赤ちゃんが泣いた場合にすぐにあやすグループと放っておくグループに分け、ビデオ映像やその後の経過を観察した。その結果によれば、親の2/3は直感的に幼児を保護するが、幼児の成長とともにあやす頻度が少なくなる傾向があり、幼児はそこで自主規制を覚えることを示すことがわかった。
研究を率いたディーター・ウォルケ教授は「私たちは赤ちゃんをもっと信用する必要がある。泣いてる赤ちゃんはあやさなくてもしっかりと成長します」と語っている。
とはいっても、生まれたばかりの赤ちゃんを放っておくのはちょっと心苦しい……。成長に関係ないとわかってはいても、あやしてしまうのが親の常なのではないだろうか。
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