4200人の被験者を募集中!ドイツ「ウイルス感染」に関する実験

ドイツの科学者らが集まって、新型コロナウイルスがスタジアム環境でどのように広がるのかを実験する「Restart-19」と呼ばれるプロジェクトを計画中。

現在、明るい見通しが立っていない音楽コンサート業界にとって、どのような形での再開が望ましいのか定量的なデータを得る狙いだという。

プロジェクトはライプツィヒのスタジアムにて実施される予定で、現在、18歳から50歳まで4200人の健康なボランティア(被験者)を募集中。実際にドイツの人気歌手Tim Bendzkoがパフォーマンスをおこなうということで、大きな話題を呼んでいる。

参加にあたっては、実施2日前のウイルス検査で陰性である必要があり、入場にはマスクの着用やアルコール消毒が必須とのこと。

この消毒液には蛍光成分が含まれ、会場内で人が多く触る場所を測定。さらにスモークマシンを利用してウイルスの空気感染経路も特定する。

さらに、参加者はトラッキングデバイスを着用し、3種類の入場方法をとることで、人の動きのデータも取得するという。

同実験は8月22日に実施され、研究者らは10月までに調査結果を発表する予定とのことだ。

規模を縮小したコンサートが開催されはじめているなかで、実際にウイルスに対して有効なデータが得られることに期待したい。

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