ビーチで「トップレス」を注意した仏警察に非難殺到
人権大国・フランスならではのニュースをご紹介。
フランス南部のサント・マリー・ラ・メールのビーチでトップレスで日光浴を楽しんでいた女性グループに対し、ビーチを訪れていた家族連れからの苦情を受け、警官が服を着るよう求めた。この一件に対し、SNSでは抗議が殺到。
「ビーチでの私たちの権利を奪うな」「フランスに性的抑圧が忍び寄っている」など、トップレス擁護の声が続出。
事態を受け、現地警察はFacebookで「不手際があった」と認める発表をするも、火に油を注ぐ展開の大炎上。
ついにはジェラルド・ダルマナン内相もトップレス女性たちを擁護するTwitterを投稿。「自由は貴重なもの、女性が注意を受けたことは過ちだ」と述べた。
ところで、フランスにはトップレスでの日光浴に対する公的な禁止令はなく、水着着用の義務は自治体ごとの条例で決まっているのだそう。ちなみに、同市ではトップレスを禁じてはいない。
近年では、トップレスでの日光浴をするフランス人女性は減少傾向ともいうが、マイノリティでも権利は権利、ということがよくわかるニュースだ。
Reference: Topless sunbathing defended by French interior minister, Des femmes seins nus sur une plage de Sainte-Marie-la-Mer sommées de se rhabiller par des gendarmes
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