体格やポーズで設計もできる!風船構造のモビリティ「poimo」
高強度の特殊布地のボディを浮き輪のように膨らませるインフレータブル構造(空気圧により膨らむ風船構造)が特徴の次世代モビリティ「poimo(ポイモ)」。
「メルカリ」の研究開発組織「mercari R4D(以下、メルカリR4D)」と「東京大学」の川原研究室らによる共同研究プロジェクトは、今年5月にプロトタイプを発表していたが、この秋、空気を抜けば丸ごと折り畳むことができる電動バイク型と手動車いす型の「poimo」を新たに試作した。
©メルカリ
開発されたモデルは、車体だけでなく車輪も風船構造。さらに、乗りたいバイクをイメージして乗っているポーズを撮影し、そこから専用のソフトウェアによって、自動的に体格や乗り方など一人ひとりに合わせて形状をカスタマイズできるのも注目のポイント。
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この「poimo」研究に関する論文は、米国・ミネアポリスにて現地時間の今週20日から開催されるユーザーインターフェイスソフトウェアとテクノロジーに関する国際シンポジウム「UIST 2020」でも採択され、お披露目されるとのこと。
軽くてやわらかく、空気を抜けば鞄などで持ち運べる利便性に優れた「poimo」。パーソナルモビリティの新分野を開拓してくれそうだ。
© ERATO Kawahara UIN Project / 川原万有情報網プロジェクト / YouTube
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