『TIME』誌が「今年の子ども」の選出をスタート!初年度に選ばれたのは......?
過去92年間にわたって「今年の人」を発表してきた米老舗雑誌『TIME』が、2020年からは「今年の子ども」を発表するという。
世界にポジティブな影響を与えている若い世代を評価するこの賞の記念すべき第一号に選ばれたのは、15歳で科学者・発明家のギタンジャリ・ラオ氏だ。
アメリカ・コロラド州に住む彼女を有名にしたのは、米国・フリント市で起きた水道水の鉛汚染事件。当時、まだ11歳だったラオ氏は“誰でも簡単に水の鉛汚染を検知できる装置”を発明し「アメリカでもっとも優れた若き科学者」に選ばれることになった。
その後も、さまざまな社会問題に科学の力で取り組み、最近ではAI技術を使用してインターネット上のいじめを予防するアプリ「カインドリー」を開発。
あるインタビューで彼女は「誰かの役に立つことが好きなんです。お皿を洗ったり、病院でピアノを弾いたり、なんでもいいんです」と語っている。
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昨年、「今年の人」に当時16歳だったグレタ・トゥーンベリ氏を“史上最年少”として選出したことでも話題になったTIME誌。
編集部は「今日、若者は大きな影響力を持っており、彼ら、彼女らがその影響力を利用して自分のビジョンに合った世界を形成していることを明らかにしたい」と述べている。
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