充足感のあるバンライフは「新しい暮らし方」だ
移動を制限されているなかで、たくさんの人がワーケーションやキャンプなどで仕事と日常生活を両立させながら、新しいライフスタイルを楽しんでいる。バンライフも、その選択肢のひとつ。
3密を避けることもできるし、リモートワークのメリットを活かすこともできる。忙しい生活では足りていなかった自由を感じられるのだ。
バンライフに憧れていたとしても……気軽に始められるほどハードルは低くない。
そこで、すでにバンライフを実践しているKEIさんにアドバイスをいただくことに。ワクワクする回答ばかりで、読んだら背中を押されたような感覚になるはずだ。
憧れから始めた
「バンライフ」
KEIさんは旅するクリエイターとして知られているバンライファーだ。そもそも、なぜバンライフを始めたのだろう?
「2018年の夏、アメリカでビデオグラファーと出会ったことがきっかけですね。彼は最低でも1日80万円を稼いでいると言っていたけど、バンで生活していたんです。それは自由を求めるためだそうで。お金を持っていても、あえてミニマルなライフスタイルを実践している姿に衝撃を受けて、自分のなかで憧れが強くなっていきました」
憧れているだけでは夢を叶えることはできない。そう理解している彼は、一歩目を踏み出す前に自分の頭のなかで考えたことを教えてくれた。
「自由には、経済的自由と時間的自由と体力的自由という3種類があると分析しました。その総合力を高めることを僕は目指していて、それを実現するには工夫をし続けることが大切だと考えています。バンライフをしている僕にしかできないことはなんだろう?と自らに問いかけて、答えを実践していく。旅先で知ったレストランなどを撮影して、それがきっかけとなって仕事をもらえているのは、工夫をしたからこその結果ですね」
KEIさんは「クリエイターとしての強みを活かしやすくなった」とも言っていて、バンライフならではの働き方を楽しんでいるという。一方で、日常生活に関する魅力はこう話す。
「新幹線や飛行機で移動すると“密”を避けられないけど、バンなら問題はありません。あと、自分の気分に合わせて気軽に行き先も変えられるし、ガイドブックに載っていない魅力に出会える機会が多くなりました。たくさんの人に出会えるのも楽しいですね」
GoPro HERO9 Blackは
バンライフの「体験」を撮れる
仕事と日常生活の両方をバンライフで満喫するKEIさんが必需品のひとつと表現するのが、GoPro社のカメラだ。
「GoProは他のカメラと違って、自分の楽しんでいる様子や自分が発信したいメッセージを撮影することに長けています。撮っているのはモノというより体験に近いですね。GoProならバンライフで起きたことを動画に残しておけるので、持っておくだけで思い出が増えますよ」
じつは、彼はGoPro社が認めるアンバサダー「GoProファミリー」としても活躍している。だからこそ、魅力的な説明をしてくれるのだが、実際の役割をこう説明する。
「GoProファミリーとしての僕の役割は、撮影方法の深掘りをすることだと考えています。たとえば、バンライフの魅力を伝えるために、毎日のようにトランクを開けて後部座席から撮影をするようにしています。構図が一緒だとしても見える景色が違うと、それが同じ場所で目を覚ますことがないというバンライフの魅力を伝えられると思うので」
バンから降りた時は、カヌーのパドルにGoProをつけたり、専用アクセサリーのグリップでGoProを持ったり、撮影をした動画を常に確認しながら撮影方法について考えているという。KEIさんが言っていた「工夫をし続ける」ということは、こうした発言から日常的に実践していると感じとれるだろう。
「新しくリリースされた『GoPro HERO9 Black』は、前面にモニターがついたので自撮りをしている時でも撮影している動画を確認することができます。僕がやっている撮り方の発掘や工夫は少し経験値が必要でしたけど、初心者の方でも簡単にチャレンジできるようになりましたね」
他にも「GoPro HERO9 Black」は、前モデルと比べて最大で30%もバッテリーが長持ちするし、5Kビデオを撮影することも可能。手ブレ補正も非常に優れている。
GoProを片手に
週末バンライフを始めよう
GoPro社は、気軽に動画の編集ができる「GoPro アプリ」もリリースしている。
「GoProのアプリって、本当に動画の編集をするのがラクなんですよね。僕が1年くらいかけて経験したことを全部やってくれるイメージです。試しに使ってみた僕の父親には、『お前の仕事、なくなるんじゃないか?』って言われましたよ(笑)」
たしかに、その利便性を説明するにはピッタリな表現だ。たくさんの写真や動画を撮影し編集してきたKEIさんは、そんなGoPro製品が身近にあることには、どんなメリットがあると考えているのだろう?
「ビデオグラファーとしては、GoProを持っていると撮られる側の警戒心が簡単に緩むと思っています。カメラ自体の雰囲気が明るいんですよね。一眼レフをかまえると固まる人でも、GoProなら大丈夫みたいなことはよくあります。あと、瞬間だけではなく、その人が楽しんでいる姿を切り取れて、ストーリーをみせることができます。これはバンライフの時にも感じていて、相手が一緒に撮影を楽しんでくれますし、すぐにシェアができるのも魅力です」
バンライフとGoProの相性がいいのは、だんだんと分かってきた。これだけ魅力があっても、やっぱり一歩目を踏み出せない人もいるだろう。そんな人に対して、KEIさんはこうアドバイスしてくれた。
「1ヶ月間、東北縦断と北海道一周をしたのですが、ふたりで12万円しかかかりませんでした。ガソリン代や高速代も込みで、です。旅行と考えても、暮らしと考えても、とても安いですよね」
だけど、多くの人に足りないのは、お金よりも時間だ。
「まずは週末でもいいから、バンライフをやってみる時間を作ってみてください。そうしたら好きになっていくし、魅力にも気づいていきます。バンを持っている人と使いたい人をマッチングさせるサービスや、キャンピングカーを借りられるサービスもあるので、ハードルは低くなっていますよ。だから、まずはGoProを持って週末バンライフから始めるのがオススメですね」
「GoProは、
カメラを超えたカメラだ」
KEIさんは「GoPro HERO9 Black」のことを「カメラを超えたカメラ」だと表現している。これはGoPro社の特徴が機能性ではなく体験そのものを提供しているからだという。
「GoProを好きな人たちはマウントのとりあいではなく、撮影方法をシェアしています。持っている人たちが仲良くなる仕組みをつくっているのが素敵ですよね。だから、僕はGoProでの撮影が好きなんだと思います」
そんなGoPro社の新商品「GoPro HERO9 Black」の気になるスペックは、以下の通り。
・フロントスクリーン
・20MP写真に対応
・5K30動画を撮影可能
・水深10mまでの防水性能
・スマートフォンへの自動取り込み
まだまだ紹介しきれていない機能があるので、バンライフを始めるきっかけに購入してみるのもいいかもしれない。