デンマーク「アンデルセン博物館」を隈研吾が設計!
子どもから大人まで世代を超えて愛されるH.C.アンデルセンの童話。
『人魚姫』『みにくいアヒルの子』『マッチ売りの少女』『雪の女王』などの代表作は、さまざまな作品の主題に選ばれている不朽の名作だ。
そんなアンデルセンの童話を取り扱う博物館「アンデルセン博物館」が、彼の故郷であるデンマーク・オーデンセに誕生するという。
日本を代表する建築家・隈研吾が設計を担当した自然と融合するようなこの博物館は、入場するだけでアンデルセンの童話の世界に迷い込んだかのような体験ができるようデザインされているのだとか。
©隈研吾建築都市設計事務所, コーネリアス・ボーグ, MASU
本博物館は、光や音を使用した没入型の芸術空間に仕上がっているほか、カフェや庭園につながる児童館が備えられている。
隈研吾は建造のコンセプトに関して「この建築デザインの背後にあるアイデアは、小さな世界が突然大きな宇宙へ拡大するというアンデルセンの方法と共通点がある」と語っている。
また、近隣には、すでに観光地となっている「アンデルセン幼年時代の家」があるとのことなので、オーデンセへ訪れた際には、併せて鑑賞することができるようだ。
文学と同様に自然へも深い情熱をもっていたアンデルセン。いつかオーデンセに訪問して、彼にインスピレーションを与えた秘訣を探ってみたいものだ。
©隈研吾建築都市設計事務所, コーネリアス・ボーグ, MASU
Top image: © 隈研吾建築都市設計事務所, コーネリアス・ボーグ, MASU