スノーピークより「買える隈研吾デザイン」が登場

予定価格は350万円(税抜き)から。

「自然指向のライフスタイル」を提案するアウトドアブランドのSnow Peak(スノーピーク)が、住まいとしての機能をもったトレーラーハウスを来春発売する予定だ。しかも、意匠は建築家・隈研吾だという。これを高いと感じるか、お値打ちと思うか、そこはもう価値観の問題でしょ。

住まいと自然との関係を
調和させる「箱」

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トレーラーハウスを木でつくることで、住まいと自然との関係を取り戻そうと思ったのです──。

スノーピークとのコラボレーションに、世界的建築家は木製トレーラーハウスのデザインをこう表現している。住まいと自然との関係を調和させたモバイルハウス、そこに両者の思惑が一致してのコラボだったようだけど、隈研吾に作ってもらおう!その発想も熱意もスゴい。

これも有名な話だが、スノーピークは新潟県燕三条の広さ5万坪の広大なキャンプフィールドに本社を構えている。仕事終わりに社員が(ときに社長も)フィールドにテントを張り、翌朝テントから出社することもあるそうだ。都市では考えられないこの働き方が、「自然」と「ライフスタイル」を結びつけてきた同社のものづくりの原点にある。

誤解を恐れずに言えば、モバイルハウス「住箱(JYUBAKO)」は単なる木の箱。木のパネルを組み合わせただけのミニマムで飾り気のない見た目に映る。けれど、採光用の大きな窓やガラスの出入り口をひとたび開け放てば、内と外との境界線が一気になくなる設計だという(室内は14.5㎡を予定)。

リリースされた写真だけを見ていても、芝生のにおいや木々のこすれあう音が、小さな箱の中に充満し、ダイレクトに伝わってきそう。「住まいと自然との関係を取り戻す」とは、こういうところにも紐付いているはずだ。

好きな場所に住めて、
気軽に移動できる

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気ままな“ノマド生活”を実現できる人なんて、ごく一握りにすぎない。でも、ついそんな夢を見てしまう。

ところで、これがどれほど比較になるか分からないが、牽引タイプのカーゴやトレーラーハウスの中古市場は、現在、相場としてだいたい250万〜500万円ほど。それとてサイズや内装によっても価格は前後する。

ロードトリップを趣味とする人や、車で移動したながら旅するように各地で暮らすのが夢であるなら、キャンピングカーや機能的なトレーラーハウスの方が有益なのは当たり前。だが、この住箱はもっと、生活の延長線上に自然を取り入れた暮らしを楽しむために機能する箱、なんじゃないだろうか。

そう考えれば、いわゆるジュラルミンケースのような、ころっ、ぼてっとしたモノとは一線を画すデザインも腹落ちしやすいしね。

ちなみに、オプションでLEDライトやベッド台を搭載したモデルや、関連商品や専用家具の開発も進んでいるというから、楽しみはさらに広がる。

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たとえば趣味にとことん没頭したい人や、他拠点居住を実現してみたい人、もしくは飲食店やカフェ目的だったり、と使い方を考え出せばキリがない。ちなみにこのサイズでも、乗用車での牽引が可能なんだそう。住箱とはじめるデュアルライフも悪くない、かも。

そうそう、「他にないものづくり」もスノーピークの真骨頂。決して手が出ない価格ではないうえに、あの隈研吾による設計と聞けば、食指が動く人も多いかもね。

Licensed material used with permission by 住箱-JYUBAKO-
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