3400年前の「失われた黄金都市」がエジプトで発見
エジプトの著名な考古学者であるザヒ・ハワス氏が率いる研究チームが、エジプト南部のルクソールにて、古代エジプトの都市遺跡を発見。
同国の発掘史上、最大規模となるその遺跡は、約3400年前のものと推定されており「失われた黄金都市」と呼ばれているそうだ。
元々研究チームは、ツタンカーメン王の葬祭殿を探していたというが、同地域を掘削していたところ、泥れんがの遺構を発見。遺跡は砂に埋れていたので、状態も良好とのこと。
各室内にはたくさんの日用品が残っているほか、宝飾品、彩色陶器、スカラベの護符なども出土したという。
同遺跡の発見について、米「ジョンズ・ホプキンス大学」のエジプト学者のベッツィ・ブライアン氏は「ツタンカーメンの王墓に次ぐ重要な発見である」と述べているらしい。
いずれにせよ、古代エジプトの多くの謎を解明できるのではと大きな期待が寄せられているようだ。
先日は、ミイラのお引っ越しも話題になったエジプト。もしかしたら、今もっとも注目を集めている国かもしれない。
Top image: © Mahmoud Khaled/Getty Images