4300年前のエジプトの墓から、日常生活を描いたカラフルな壁画が発見される
エジプトの首都カイロの約40マイル(約64キロメートル)南にある、ダハシュール。そこにある4300年前の墓で、カラフルな壁画が見つかったらしい。
描かれていたのは、脱穀場にいるロバやナイル川に浮かぶ船、市場の様子など。これらの絵から、当時の日常生活が見て取れるようだ。
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墓を調査した「ドイツ考古学研究所」のStephan Seidlmayer氏は「今回の発見は、当時の王国の首都地域における環境や生活を解明する手がかりになる」としている。
同氏のチームは今後もダハシュールに滞在し、遺跡の発掘を続けるそうだ。
当時の人々の生活スタイルが明らかになれば、古代エジプトの真相にまた一歩近づけるかもしれない——。
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