「しずかちゃん」が「のび太」との結婚を決めた理由
何気ない一日に思えるような日が、世界のどこかでは特別な記念日だったり、大切な一日だったりするものです。
それを知ることが、もしかしたら何かの役に立つかもしれない。何かを始めるきっかけを与えてくれるかもしれない……。
アナタの何気ない今日という一日に、新しい意味や価値を与えてくれる。そんな世界のどこかの「今日」を探訪してみませんか?
野比のび太と源静香が婚約した日
自動車メーカー「フォード」がロボット犬を雇ったり、サウジアラビアで“市民権”をもったロボット「ソフィア」が誕生したり、あの「テスラ」がヒューマノイド開発を発表したりと、ロボットはいまや未来の存在ではありません。
「『ボストン・ダイナミクス』が、あのネコ型ロボットの実用化に成功!」なんてトピックを読者のみなさんにお届けする日が待ち遠しいばかりですが、今日ばかりは“彼”にスポットを当ててあげましょう。
彼とは、オフィシャルサイトの紹介文いわく「勉強もスポーツも苦手ななまけ者。ドジで、ジャイアンやスネ夫にからかわれているので、ドラえもんのひみつ道具にいつも助けてもらっている」、そんな彼──そう、野比のび太です。
今日10月25日は、そんなのび太くんとヒロイン・しずかちゃんこと源静香が婚約した日なのです。
1969年に連載が開始された、不朽の名作『ドラえもん』。
そもそもがSFで、なおかつタイムリープが作品の重要なファクターであり、さらに現実世界においては、漫画とアニメで学年が異なり、掲載されている学年誌によってキャラクターの年齢設定が変わるという、じつに複雑な構造となっているため、「○○年前の今日」「西暦✕✕年の今日」と断言するのが非常に困難ではあるのですが、「ドラえもんチャンネル」によると、今日こそが記念すべきその当日なのだとか。
ネタバレを含むため仔細な説明は割愛しますが、大人になっても相変わらずのダメ男っぷりを発揮するのび太に呆れたしずかちゃんが「私がいないと何もできないんだから!」と結婚を決意。晴れて結婚となるわけですが......。
「かわいくてとてもやさしく、しっかり者」(※)のしずかちゃんが、そんな同情とも呼べる思いだけで、筋金入りのダメンズ・のび太との結婚を決心するでしょうか?
いえいえ、その理由は、雑言が並べられたのび太くんの紹介文の最後に、しっかりと書かれていました。
「でも自然や動物が大好きな心やさしい男の子」(※)。
......あなたの素敵なところも、きっと誰かが見てくれているはずです。
※「ドラえもんチャンネル/キャラクター紹介」より引用