ミレニアル世代・現代アーティストによる「究極のセルフィ映画」が公開

アルゼンチン生まれの現代アーティスト、アマリア・ウルマンによる初長編監督作品『エル プラネタ』の日本上映が1月14日から始まる。

ウルマン自らが主演し、自身の故郷を舞台に彼女の貧困体験を描いた本作。自らの母親をキャストに起用しながらも、主人公は架空の少女レオとなっており、現実と虚構の境界を模索してきた彼女らしい映画に仕上がっているようだ。

©2020 El Planeta LLC All rights reserved
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アマリア・ウルマンは、1989年生まれで英セントラル・セント・マーチンズを卒業したミレニアル世代を代表するアーティスト。

2014年にInstagramとFacebookで始めたアートパフォーマンス「Excellences&Perfections」で脚光を浴び、2016年にはForbes誌の「世界を変える30歳未満の30人」に選ばれた注目の人物だ。

彼女の作品は、SNSやセルフィーといった現代人の日常から出発しており、デジタル世界に出現する「虚構」がキーワードとなっている。

本作は、フィクションでもなく、リアルでもない、絶妙な映画的センスが高く評価され、多くの批評家から「90年代NYのインディーズ映画を彷彿させる」などの称賛の言葉が寄せられているという。

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また映像はモノクロで撮影されており、洗練された構図やおしゃれなファッションセンスも見どころ。映画ファンのみならず、アートやファッションが好きな人にもおすすめできる作品だ。

あらためて『エル プラネタ』は、2022年1月14日(金)から「渋谷WHITE CINE QUINTO」「新宿シネマカリテ」を始め、全国で順次公開予定とのこと。

ミレニアル世代やZ世代に当たるすべての人に観てほしい!

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