コロナ禍で高まる「ゴルフ」人気!今だから知っておきたい「スコア名」の由来

何気ない一日に思えるような日が、世界のどこかでは特別な記念日だったり、大切な一日だったりするものです。

それを知ることが、もしかしたら何かの役に立つかもしれない。何かを始めるきっかけを与えてくれるかもしれない……。

アナタの何気ない今日という一日に、新しい意味や価値を与えてくれる。そんな世界のどこかの「今日」を探訪してみませんか?

ゴルフ場記念日

今日5月24日は、1903年に日本ではじめてのゴルフクラブ(場)「神戸ゴルフ倶楽部」が開業したことを記念して制定された「ゴルフ場記念日」です。

ゴルフといえば、いつの時代も人気の趣味&週末に嗜むアクティビティとして上位にランクインするスポーツ。ですが、高価な道具類や都度必要となるプレイフィー、ゴルフ場の立地問題や電車よりも自動車に軍配があがる移動の足の都合など、ミレニアルズやZ世代は少し縁遠いものと捉えているような......。

しかし、「英国ゴルフ協会(R&A)」の発表によると、世界におけるゴルフ人口はここ6年間で560万人増加し、なんと6660万人にも達するのだとか。

欧州諸国やアメリカでのプレイ人口の増加が顕著とのことですが、日本国内における調査などでも、20代や30代のゴルフへの興味、関心の高まりが近年加速しているというデータが存在しているようです。

ゴルフは(基本的には)屋外で楽しむものであり、密な状況を避けることができるというのが、コロナ禍において注目を集める大きな理由のひとつであることは想像に難くないと思いますが......さて、ではゴルフのスコア名に「鳥に関連した呼び名」が多い理由はなんだと思いますか?

それぞれのコースごとに設定された規定の打数でカップインすることは「Par(パー)」と呼ばれます。これは、ゴルフ発祥の地・イギリスで株の売買の際に使われる“基準となる値”を示す用語が転用されたもの。

本題はここからです。

規定の打数よりも1打少なくあがることを「Birdie(バーディー/鳥、または小鳥)」、続いて2打少ない場合は「Eagle(イーグル/ワシ)」、3打で「Albatross(アルバトロス/アホウドリ)」、4打なら「Condor(コンドル)」というように、パーよりも少ない打数でホールアウトしたスコアには鳥の名前がずらり。

諸説ありますが、これらスコア名の由来は、あるプレイヤーがパーよりも少ない打数でゲームを終えた際に「さっきのショットは、まるで“鳥のように飛んだ”よ」と形容したことがはじまりなのではないかといわれています。

その例えの絶妙さから、後に難易度の高さに応じてワシ、アホウドリ、コンドルと、体の大きさや希少性になぞらえたスコア名で呼ばれるようになったのだとか。

かつて、コスト面や厳格なルールなどから気軽にチャレンジするにはややハードルの高かった感のあるゴルフですが、密を避けるために休憩を挟まない「スループレー」の導入やゴルフ場がひとりのプレイヤー同士でチームを組んでくれるサービスを開始するなど、時代に即した楽しみ方を提供してくれるアクティビティ、外遊びが一層楽しくなるこれからの季節にいかがですか?

Top image: © iStock.com/Willard
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。