ヴィーガン仕様の「スモークサーモン」原材料はまさかの……
代替肉に代替ミルク、、そして代替チーズ……。世にあまたある「代替食品」に、またひとつ新たな代替〇〇が登場しようとしている。
イスラエルに拠点を置くフードテック企業「SimpliiGood」において、藻類のスピルリナを使った植物性のスモークサーモンの開発が佳境を迎えているらしい。
なんでも、本物と見分けがつかないほどにサーモンだとかで。
しかも、スピルリナのみを使用しているにも関わらず、味、食感、香りまで、サーモンそのものなんだとか。
とはいえ、“スモーク”にして提供されるわけだから、そこは燻製香のエフェクトがいくばくか必要ということなのかもしれない。
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スピルリナといえば、優れた栄養バランスをもつことから、“スーパーフードの王様”と称され、持続可能な未来のタンパク源としても注目される。
それだけでない。水銀や化石燃料といった海洋汚染の影響を受けないスピルリナは、生育が難しい環境下においても養殖が可能なため、安定した栽培ができるそうだ。
昨今の調査によれば、2050年の海には魚の数を海洋プラスチックゴミの数が上回るとの予測もある。自然との共存、そして代替食としての可能性を秘めた藍藻に期待せずにはいられない。
さて、くだんのヴィーガン・スモークサーモンは、2023年末までの販売を目標に掲げているそうだ。本物のスモークサーモンとの食べ比べはそう遠くない未来に実現できるかもしれない。
どんな味か、気になるのは筆者だけだろうか?
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