同じ宿に「春夏秋冬 4回泊まる」という、ちょっと贅沢な楽しみ方
夏になったらあのリゾートホテルに行きたい。
冬になったらあの温泉宿に行きたい。
と、四季に合わせて希望の旅先が変わるのは、すごく自然な感覚。
ただ、旅先で知り合った人に「いやー今の時期もいいんだけど、実は秋が穴場なんだよね!」とか「ここには春先にしか食べられない希少な食材があるんですよ!」なんて聞いてしまうと、もう1回同じ場所に訪れたい欲求が溢れてきてしまって……。
とはいえ、そう何度も休暇があるわけでもないし、金銭的に余裕があるわけでもないから、行き先に悩んでしまうことが多々ある。
だから「同じ宿に春夏秋冬で4回泊まって季節ごとの空気を感じる」なんて、すごい大人な嗜みだと思っていたし、特別ゆかりのある土地でもない限りむずかしいと思っていた。
でも、まだまだ海外にも行きづらい昨今。
国内でそういう旅の楽しみ方をするのも “新しい贅沢” じゃないかなって思えてきた。
たとえば、那須。
春夏秋冬でこんなにも味わいが変わる!
たとえば、栃木県の那須はどうだろう?
宮内庁の那須御用邸があることからも分かるように、避暑地や静養地として魅力的なのはもちろん、四季折々の豊かな自然でハイキングやトレイルも楽しめるし、冬も温泉でゆっくり心身を癒すこともできる。何より都内からであればアクセスもいい。
那須が好きな方には分かっていただけると思うが、きっと春夏秋冬で訪れるべきはこういう土地なのだろう、と思う。
なかでも、アグリツーリズモリゾートをコンセプトにしている「星野リゾート リゾナーレ那須」では、よりダイレクトにこの地の自然に触れることができる。アグリツーリズモは、イタリア語のアグリクルトゥーラ(農業)とツーリズモ(観光)を組み合わせた造語のことだ。
旅のあいだは都会の喧騒から離れ、その土地ならではの農体験や自然体験、文化交流を楽しむことができる人気のスポットだ。同じ土地に何度も足を運んで春夏秋冬を感じるなら、アグリツーリズモはぴったりなコンセプトとも言えるかもしれない。
この秋、那須から始めてみない?
ちょっと贅沢な「四季」を巡る旅
この秋「星野リゾート リゾナーレ那須」では「秋にしか楽しめない体験」が満載だ。
10月のハロウィンの時期には「仮装することで農作物を荒らす悪者を追い払い、翌年の豊穣を願う収穫祭」という本来のルーツを踏襲しながら、カボチャのオリジナルカクテルを楽しんだり、秋の夜風が気持ちいいパーティーを開催予定。
また9月には、1泊2日の滞在中に1.5kgの多種多様な野菜が食べられる、野菜たっぷりのプランもある。20種類以上の野菜が摂取できるので、量だけでなく旅先で色々な栄養がたっぷり採れるのもうれしい。しかもベジドリンクやベジボール、石窯ピッツァづくりなど様々な形で野菜のおいしさに出会えるので、満足感もたっぷりだ。
11月には、お米の収穫が終わった広大な田んぼの上で、旬のねぎを焼いて甘みたっぷりのジューシーさを味わうプランもある。2種類のソースで味比べをしたり、栃木県内のワインとペアリングを楽しむこともできる。
紹介したものは「那須の秋」の一部だが、こんな楽しみ方が、春にも夏にも冬にもそれぞれあるって考えたら、やっぱり四季ごとに同じ土地を巡るという少し贅沢な旅もありなのではないだろうか。
「星野リゾート リゾナーレ那須」
住所:栃木県那須郡那須町高久乙道下2301
https://risonare.com/nasu/