【ニュージーランド】最高裁判所が「18歳選挙権は差別的だ」との判決を下したらしい
18歳選挙権が2016年に施行された日本。一方、ニュージーランドでは先日、最高裁判所が「選挙権を18歳以上にしか与えないのは差別的だ」との判決を下したらしい。
じつは、同国の権利章典では「16歳になると年齢的差別から解放される」と定められているとのこと。最高裁は権利章典に則り、現在の18歳選挙権は矛盾していると判断したんだとか。
今回の判決により、議会は16歳選挙権を認めるか否かを討論する必要が出てくる。しかし、判決はあくまで議論を促すもので、選挙権年齢の引き下げを強制するわけではないんだそう。
なお、今回の判決については方々から声があがっている。16歳選挙権を要求した団体「Make It 16」のCaeden Tipler氏は「歴史的なことだ」と述べており、「緑の党」は「すぐに16歳に引き下げたい」としているとのこと。
一方、「国民党」は16歳選挙権には反対で、「選挙権は18歳からで問題ない」との立場なんだとか。
日本に似た南北に細長い島国で、選挙権年齢が変革期を迎えようとしている——。
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