「人の生き様」を通じて「地球環境」を見つめ直す新作映画、来春公開

気候変動やさまざまな問題から地球環境は危機的状況——。そうした内容のニュースを目にしたことがあるはずだ。

5年後、10年後……100年後は一体どうなってしまうのか。

そんな先が見えない未来を生きる人々にも、映画を楽しめる「良い日」が訪れることを願い、エンターテインメントの力でアクションを起こそうという動きが始まった。

「YOIHI PROJECT」と名付けられたこの取り組みは、気鋭のクリエイター俳優陣と世界の自然科学研究者が手を組んで、地球環境を守るために考えたい課題をさまざまな時代や地域に生きる人々の物語にのせて伝えていくというもの。

『せかいのおきく』©2023 FANTASIA

来年4月公開予定の第1作目『かいのおきく』は、江戸時代のサーキュラーバイオエコノミーを題材にしたヒューマンストーリー。地球環境を考えつつも、観る者すべてを愛おしいほどの温もりで包み込む作品に仕上がっている。

さらに、第2、3弾として三重県南伊勢町の炭焼き職人、山形県庄内地方のマタギを追ったドキュメンタリー映画の2制作も予定されており、映画人と自然科学研究者が連携したことで、人間味あふれる映像のなかにアカデミックな観点が織り交ぜられたなんともユニークかつ斬新な取り組みとなっている。

さらに、映画制作だけでなく、その活動をとおして地域創生を支援したり、将来的には教育・体験プログラムを実施していく構想となっているそうだ。

サッカーワールドカップもしかり、エンタメの力は人の行動を変え、ひいては世界の未来を変える。

このプロジェクトも未来につながる一筋の光となることに期待したい。公式サイトはこちら

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