いつかは泊まりたい世界の宿 #27「小さな泊まれる廻舞台 mawari」

みなさん、旅行してますか?

私はしています。
国内でも海外でも、どこへだって。

妄想で!

40年前は、解体される
運命にありました

あんなに素敵だったのに、と思うような建物が気付くと跡形もなくなっている。

更地になったり、駐車場やコンビニ、マンション、新しい建物ができていたり。特に東京だと、そんなことは日常茶飯事。

第三者としては、ただただ切ない気持ちになるんだけど、古いものを守るっていうのはきっとすごく難しいことなんだろうね。

原宿の古い駅舎や銀座の中銀カプセルタワービルだって、結局のところは解体されちゃったし。

でも、同じような運命にあったこの建物は、築170年以上経った今もなお、当時とほぼ変わらない姿のまま長野県・岡谷市に佇んでいます。

©小さな泊まれる廻舞台 mawari

江戸時代に日本全国の農村へ広まった素人歌舞伎「農村歌舞伎」。

その時流に乗り、今のようにモーターもなく人力ながらも、廻り舞台まで備える建物が茅野市に完成。

数少ない娯楽の場として歴史を紡いできたものの、今から約40年前、解体されることに。

それを知った飲食店を経営する花岡茂雄さんが一念発起し、1981年に岡谷市へ移築保存。以降40年にわたって大事に守られ続けてきました。

そして、「次世代に引き継ぎたい」と考え始めたタイミングで、諏訪市にある古材と古道具のリサイクルショップ「ReBuilding Center JAPAN(以下、リビセン)」にバトンタッチ。

宿泊施設「小さな泊まれる廻舞台 mawari」へと生まれ変わったんだって。

©小さな泊まれる廻舞台 mawari

移築時に花岡さんが建てた立派な門は
解体せざるを得ませんでしたが、
その古材はキッチンやダイニング、洗面所で再利用されています

©小さな泊まれる廻舞台 mawari
©小さな泊まれる廻舞台 mawari
©小さな泊まれる廻舞台 mawari

「もともとはギャラリーにしたかった」というほど古いモノ好きの花岡さんが骨董品店で集めたものや、リビセンが大切に受け継いだ家具や照明からなる室内は、外観と同じく歴史の重みを感じつつも、どこかモダンな雰囲気でカッコいい!

諏訪湖に八ヶ岳も一望できるリビングの大きな窓。諏訪周辺に点在する公衆浴場を満喫してほしいから……とバスルームには湯船がなく、シャワーだけ。

建物自体も、もちろん。だけど、それを守り抜き、新たなアイデアで再生させた人たちの地元愛こそとっても素敵。

これから先も末永く、ずっとそうであってほしいなぁと、勝手かもしれないけど強く思うのです。

<小さな泊まれる廻舞台 mawari>

【住所】長野県岡谷市湊5丁目247-1
【料金】1泊1室 2万7000円〜
【公式サイト】https://masuya-gh.com/ja/mawari/

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もう止まらない!

いつかは泊まりたい世界の宿
あんなことやこんなことまで
妄想しちゃっているよ。


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Top image: © 小さな泊まれる廻舞台 mawari
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