新型コロナウィルス感染症の水際対策緩和により、「密輸」が増加しているらしい
新型コロナウィルス感染症の水際対策が緩和されて活発化するのは、国際的な人の往来……だけではない。じつは、野生動植物の違法取引が、世界で増加しているらしい。
「INTERPOL(国際刑事警察機構)」の報告によると、昨年10月の1ヵ月間で約2,200件の押収があったとのこと。容疑者の数は934人にのぼるんだとか。
押収もしくは保護されたのは、約780kgの象牙や約3.5トンもの植物、750羽の鳥など。多種多様な動植物の密輸が、世界各地で発覚しているようだ。
動植物の違法取引が横行すると、生態系への悪影響や病気の蔓延など、起こり得る悲劇の数は計り知れない。だから、「INTERPOL」や「WCO(世界税関機構)」は取締りに尽力している。
ちなみに、話は少し逸れるが、気づかぬうちに"密輸"をしてしまうケースもある。徐々に海外へ行けるようになってきたが、飛行機に乗る際は注意しよう。
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