彼とは今も、インスタで繋がっています。——デジタル時代のラブ・ストーリーズ
いつだって、“出会い”にはドラマがあるもの。
みんなの「マッチングアプリ体験談」を本音で語ってもらう、デジタル時代のラブ・ストーリーズ(略して「デジラブ」)。
今回は番外編。アプリよりもインスタ派だったというロゼさん(23歳/女性)のお話をどーぞ!
マッチングアプリは
1日で即退会しちゃいました
マッチングアプリは登録してみたものの、1日で即退会しちゃいました。恋愛を目的とした文章のやり取りが自分には合わなくて。
その点、インスタはいちばん使うSNSだから慣れているし、趣味嗜好でつながるから、安心して出会えそうと思ったんです。
わたしはカフェやファッションについてこまめに投稿していたので、会ったことはないけど相互フォローしている人は男女問わず結構いました。
その中のひとりが、大学4年生の頃にフォローしてくれた彼でした。
インスタ上でのやりとりが
1年くらい続いて……
おすすめに出てきたこともなく、誰だこの人?と思いながらも、黒髪マッシュで高身長な韓国系イケメンだったのでフォローを返しました。
すると、DMが来たんです。
「昨日のパーティーで会ったよね?」
わたしはパーティーに行くタイプではありません。あーこういう系か、なんて多少の面倒くささを感じつつも、一応「行ってません」と返信。
話を聞くと、ナンパしようと思ったのではなく本当に間違えたよう。とはいえ、そこから関係がはじまったんですけど……。
でも、ストーリーズへのリアクションや時々来るDMに恋愛的なニュアンスをまったく感じなくて。
そんなインスタ上でのやりとりが1年くらい続いた頃にごはんに誘われ、もう若干知り合い気分だったので、ためらわずに行くことにしました。
失礼ですが、ネオニートですか?
その日は雨が降っていたんですけど、わざわざタクシーで迎えにきてくれたんです。
インスタの投稿は華やかな日常生活の様子が多かったので、なんとなく思ってたんですが……「働かずに株やってる人か」と。悪い意味じゃなくて。
だから車内では、この後商材でも勧められるのかな〜、なんて断ればいいかな〜、なんて考えをめぐらせていました。
お店に到着し、食事がはじまり和やかなムードになってきたタイミングを見計らって、どうしても気になったので聞いてみたんです。
「失礼ですが、ネオニートですか?」
違いました。しっかりと働く起業家でした。
今でも気になっています
それからデートは7回もしました。
キャラじゃないのに公園でシャボン玉を一緒にしてくれたり、歩くのが嫌いなのにわたしの最寄り駅まで歩いてくれたり、興味ないのにわたしが好きな映画を一緒に観たいと言ってくれたり。
大人な関係に発展しそうな雰囲気はなかったけど、ただの友だちと思ってるようにも見えず。
だって、誕生日には高級焼肉店に連れて行ってくれて、そこでサプライズケーキを用意してくれていて、しかもずっと欲しかった高級キャンドルまでプレゼントしてくれたんですよ?
それでも確信的な何かは起きることなく、わたしが新しい彼氏の投稿をしてからというもの、連絡は途絶えました。
ねえ、わたしのこと、どう思っていたの?今でも気になっています。
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