だから両家の記念写真も、Zoomのスクショです。——デジタル時代のラブ・ストーリーズ

いつだって、“出会い”にはドラマがあるもの。

デジタル時代のラブ・ストーリーズ(略して「デジラブ」)では、みんなの「マッチングアプリ体験談」を本音で語ってもらいました。

今回はマッチングアプリで出逢った人と、コロナ禍を乗り越えて結婚まで至った東京都在住Yさん(34歳/男性)のお話。

やっぱ恋愛のリアルって、おもしろい!

それは僕が「マッチングアプリ」に
疲れていたときのことでした

あの頃は転職を機に地元の九州から東京に引っ越して、ただただ毎日が慌ただしく、恋愛をするタイミングを見失っていました。

なにかきっかけが欲しくてマッチングアプリを試してみたものの、ここでは書けないような色々な悲喜こもごもな出逢いがありまして……。そんな大変なことばかりが続き、ちょうど「マッチングアプリ疲れ」になりかけていた頃だったと思います。

その場の流れで「餃子屋」へ

のちに結婚することになるAさんとは、とくにお店も予約せず、駅前で待ち合わせするだけの約束をしました。偶然彼女も同じノリだったらしく、その場の流れで近所の餃子屋さんへ行くことになりました。いま振り返ると本当にラフというかテキトーというか……。かえってそれが良かったのか、過去イチくらいに会話が弾みました。

なにより、お互いに素の自分たち同士で話せたこと、そして初めから会話がかみ合ったことに驚いたのは今でもとても印象に残っています。その後はトントン拍子に恋愛が進みました。

あとから聞いたんですが、Aさんはたまたま仕事の参考としてマッチングアプリを試していただけで「ついでに恋愛できたら楽しいかな〜」くらいのテンションだったそうです(だから餃子屋だったのか……!)

いいね、してくれてありがとう

なによりAさんに伝えたいのは「あのとき、いいねしてくれてありがとう」ということ。だって当時の僕はアプリの写真もリアルも髪型がモヒカンでしたから。そんな人に興味を持ってくれたこと自体が奇跡です。

それまでの僕は、半信半疑でマッチングアプリを使ってたのが正直なところです。周りやSNSでは徐々にポジティブなエピソードとかも聞こえてきてはいましたが……。

でもAさんと出逢って、マッチングアプリってホント考えられないくらいたくさんの人と出会えるきっかけが眠っているんだなって感じました。

マッチングアプリって高見えさせようとしたらいくらでもできますが、素の自分でいられる人と出逢えたことが何より心地いいし、本格的にこじらせる前にそこに気づけたのが大きかったです。

コロナ禍での両家顔合わせ

結婚することになったのが2021年のコロナ禍だったので、両家の顔合わせはZoomで行いました。オンライン結納なんて、数年前じゃ考えられませんよね。

だから両家の記念写真も、Zoomのスクショです(笑)。

 

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