雨の日も、裸足感覚のまま。5本指シューズがついに「防水」を手に入れた

Barefootinc Japanが、Vibram FiveFingers(VFF)シリーズ初となる全天候型の防水5本指シューズ「TRAILOPE WP」を発売しました。
雨や雪の日でも履ける5本指シューズ——じつはこれ、長年「つくりたくても、つくれなかった」一足なんです。

防水にすると裸足感覚が死ぬ
長年の「二択」が生まれた理由

TRAILOPE WPのサイドビュー。ブラウン/ブラックカラーで、5本指のつま先構造、HDry防水フラップ、ティール色のVibramアウトソールが確認できる
© Barefootinc Japan株式会社

5本指シューズの魅力は、地面の凹凸を足裏でダイレクトに感じられる「裸足感覚」にあります。
そのために、アッパー(足の甲を覆う部分)は極限まで薄く、しなやかに設計されています。

ところが防水シューズは真逆の発想です。
水を通さないために、分厚い素材で足をしっかり包み込む。ゴワつきが出るのは、ある意味で当然のことでした。

しかも5本指は、指の一本一本が独立して動く複雑な構造。指の股の部分にまで防水膜を仕込みつつ、しなやかさと通気性を保つのは、従来の製法ではほぼ不可能だったといいます。

「防水にすると裸足感覚が死ぬ。裸足感覚を守ると水が入る」——この二択を、ユーザーもメーカーも長いあいだ受け入れるしかなかったわけです。

膜を「挟む」のではなく「貼る」へ

TRAILOPE WPのソール裏面。ティール色と黒のVibramアウトソールに三角パターンのトレッドが刻まれ、中央にVibramの黄色いロゴが見える
© Barefootinc Japan株式会社

その壁を突破したのが、「HDry」と呼ばれる防水透湿テクノロジーでした。

従来の防水シューズは、防水膜をアッパーの内側に「挟み込む」構造が主流。層が増えるぶん、どうしても厚く硬くなります。

HDryはこれを逆転させ、防水膜をアッパーに直接圧着(ラミネート)します。
余分な層を省くことで、素材本来の柔らかさと透湿性をほぼそのまま残せる。

つまり、「守りを固める」のではなく「薄い膜で水だけを弾く」という考え方。
結果として、人気トレイルモデル「TRAILOPE」の足裏感覚を維持したまま、雨や雪、水たまりにも対応する一足が生まれました。

雨の日の靴選びから「我慢」がひとつ減る

TRAILOPE WPの3色展開。上からパープル/ブラック(ウィメンズ)、ライム/ブラック(メンズ)、ブラウン/ブラック(メンズ)がそれぞれ横向きに並ぶ
© Barefootinc Japan株式会社

最近は、アウトドア由来のスニーカーを街でも履くスタイルが広がっています。
防水シューズを通勤に使う人も増えました。

でも、雨の日に履く靴って、どこか「仕方なく選ぶもの」になっていませんか。
蒸れるけど我慢、重いけど我慢、デザインは妥協——そんな小さな諦めの積み重ね。

TRAILOPE WPが面白いのは、「雨だから履く靴」ではなく「天気を気にせず履ける靴」という提案をしているところです。
重量はメンズで220g、ウィメンズで162gと驚くほど軽い。

足の自由を手放さずに、天候という変数をひとつ消す。
そういう「我慢を減らす」テクノロジーのほうが、じつは暮らしの景色を静かに変えるのかもしれません。

TRAILOPE WP

【価格】39,600円(税込)
【発売日】2026年8月6日(木)
【サイズ】メンズ M39〜M47 / ウィメンズ W36〜W41
【先行カラー】メンズ:Brown/Black、Lime/Black / ウィメンズ:Purple/Black
【重量】M43で220g / W37で162g
【販売】公式オンラインストアおよび全国の直営店舗
※完全防水ではなく、使用状況によっては水が浸入する場合があります。

Top image: © Barefootinc Japan株式会社
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