【これは欲しい】カタチを自由自在に変えられる「ドーナッツ型テント」

せっかくのキャンプでアウトドアを楽しみにきたはずなのに、テントの設営に四苦八苦しているうちに、貴重な時間を取られてしまうことって結構あるもの。それもあって最近では、ワンタッチ式の簡易テントも人気のようです。でも、このテントなら、そんな煩わしさから解放されるだけでなく、キャンプ場で一番の注目を浴びること間違いなし!

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円筒形のドーナッツ型テント「Camping Doughnut」をデザインしたのは、韓国・龍仁大学に通う学生3人組。このテント最大の特徴はその汎用性にあります。従来の折りたたみ式の概念を覆す、キャンプシーンに合わせて4パターンに組み替え可能な優れもの。

米情報サイト「Mental Floss」が紹介する記事によれば、2014年、デザインの登竜門「Spark Award」で、決勝までノミネートされた「Camping Doughnut」。惜しくも最優秀賞は逃したものの、独創的なアイディアに注目が集まり、現在発売に向けて改良中なんだそう。

 

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アルファベットの「C型」「I型」「O型」「S型」の4タイプに形状を変えることで、まったく違った用途が生まれます。たとえば…一直線の「I型」に使用する場合、2つのプライベートルームに共有リビングルームが1つ。2名〜4名の使用に最適。
半円形の「C型」の場合、3方向に窓を開けられます。テント前面には広いスペース。キャンプファイヤーなどには十分なスペースが確保できます。
すっぽりドーナッツ状になる「O型」は、テントの中心部にプライベートな中庭空間が出現します。これなら風よけにもなるので、木々が周りにない平地での使用に最適。

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最後は、ふたつのテントがちょうど反対向きとなる「S型」。たとえば、2家族でキャンプに出かける際でも、これ1つあれば、きちんと区分けしたスペースが確保できます。テーブルや椅子を出してくつろぐエリアも2カ所に展開が可能。

キャンプ時の問題点のひとつが、風に左右される火の管理ではないでしょうか。強い風の中では料理もたき火も苦労します。その点、「Camping Doughnut」は上部の写真からも分かるように、人の背丈ほどの高さがあるチューブが風よけとなり、キャンプファイヤーやBBQの火が影響を受ける心配もなさそう。浜辺に設置しても大丈夫のようです。

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ところで、いったいどこくらいの大きさなの?相当のサイズを予感させますが、円筒を収納していくとだいぶコンパクトにまとまるようです。もしも、トランクルームが一杯でも、これなら安心ですね。
多様で居心地のいい空間が得られる「Camping Doughnut」がキャンプ場に登場する日は、そう遠くないかもしれませんよ。

 Reference:Mental Floss
Licensed material used with permission by Yanko Design

TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。