蒸溜所で飲める!1杯2,000円の限定ウイスキーがめちゃめちゃうまい・・・
「そこにしかない限定品が手に入る」といった参加者だけの特権って、工場見学の魅力のひとつ。今回紹介するその限定品とは、キリンのウイスキー蒸溜所で飲める1杯2,000円のグレーンウイスキー。世界的品評会「インターナショナル・スピリッツ・チャレンジ2015」で金賞を受賞した逸品です!
グラスでいただく
蒸溜所オリジナルの
「シングルグレーンウイスキー」
数量限定の「富士御殿場蒸溜所 シングルグレーンウイスキー AGED 25 YEARS SMALL BATCH」(以下、「シングルグレーンウイスキー」 )は、かなりレア。ボトルなら3万円以上もする品がグラスで試せるのは、全国探してもここだけ!?
一般的にウイスキーは、モルトとグレーンをブレンドしてつくられるものが多いため、グレーンを単体で飲むことはあまりなく、ほとんど商品化されていないとか。その上、一般的にグレーンウイスキーは長期熟成することはあまりないそうですが、この「シングルグレーンウイスキー 」は25年もの、と聞けば、その珍しさがわかったはず。
ウイスキーの味って、真っ先に思い浮かべるのがスモーキーフレーバーでしょうか。とはいえ、「シングルグレーンウイスキー 」は、蜜のような甘さとフルーツの香りが感じられて、「ウイスキーって、こういうお酒だったんだ」と、感激すること間違いありません。
ちなみにボトルを手に入れられるのは、蒸溜所のショップかキリンのオンラインショップ「DRINX(ドリンクス)」のみ。ただ、数量限定ということでSOLD OUTの可能性も!
「キリンウイスキー
富士山麓 樽熟50°」の
「体感型」工場見学ツアーって?
「キリンディスティラリー 富士御殿場蒸溜所」があるのは静岡・御殿場。自然豊かな富士山の裾野にあって、ウイスキーの仕込みから、蒸留、樽詰め・熟成、そしてボトリングまでを一貫して行う蒸溜所です。
ここで体験できるのが「キリンウイスキー富士山麓 樽熟50°」の見学ツアー(所用時間約70分)。いま話題の「プロジェクションマッピング」の技術を導入したシアターやウイスキーの香りを体感できる設備など、ウイスキーの世界に楽しく触れることができます。
メイプル、ジャスミン、オーク…
香りが体感できる
工場見学ツアーの見所のひとつが、香りの体験。人によって受け止め方は様々ですが、「キリンウイスキー富士山麓 樽熟50°」から感じられるのはなんと約30種類!
これはツアーのために設置された「香りのブース」。空気孔に顔を近づけてみると、パイナップルやバナナ、メイプルなど、なんともいい香りがふんわりと立ち込めてきます。すずらん、りんごの花、ジャスミンなんて、優雅気分に浸れたり。これだけの香りがするのって、もしかするとウイスキーの原料に、フルーツ、ナッツ、メイプルが使われているから?と、考えてしまいそうですが、実際には使われていません。そこがウイスキーの大きな魅力であり、不思議なところ。
香りがつくられる秘密というのは樽熟成にあります。ウイスキーと樽に使われるオークの成分が複雑に反応を重ねることで、長い年月をかけて様々な香り成分ができるのです。
例えば、オーク樽に含まれる「ラクトン」「フラネオール」という成分が溶け出し、熟成されることで、ナッツやメイプルを思わせる深い香りが生まれるのだとか。
ちなみに、「キリンディスティラリー 富士御殿場蒸溜所」では、北米産ホワイトオークでできた180Lの小さな樽を使用しています。これによって、中の液体との接触面積が多くなってより豊かで華やかなウイスキーに仕上がるそう。熟成の世界ってなかなか奥深いです。
ツアーの最後で
絶品ハイボールのつくり方を
教えてくれる!
ウイスキーをつくる上で重要なキーワードが「水」だというのは、よく耳にする話ではありますが、「キリンディスティラリー 富士御殿場蒸溜所」も、仕込み水には強いこだわりをもっていて、地下100mを流れる「伏流水」を汲み上げています。これは富士山の雪解け水が山の地層を通り、約50年もの年月をかけて濾過された水。1杯のウイスキーに自然への想いを馳せながら飲んでみると、一層おいしさがアップするはず。
ちなみに工場見学ではハイボールのつくり方も教えてくれます。用意するのは、氷、炭酸水、「キリンウイスキー富士山麓 樽熟50°」。いずれも富士山の伏流水でつくられている点がポイント。3つが揃った絶品ハイボールです。氷にまで富士山の伏流水を使うと、味にまろやかさが出て格段においしくなるんです。
つくり方はコチラ!1:グラスに氷を入れ、「キリンウイスキー富士山麓 樽熟50°」を注ぐ。2:ウイスキーと氷を一度マドラーで混ぜる(ここがポイント!氷と馴染ませて香りを開かせる)。3:氷をもう一つ追加して、ソーダが氷に触れないよう静かに注ぐ。
グレーンウイスキーに
フォーカスした珍しい蒸溜所
「キリンディスティラリー 富士御殿場蒸溜所」は、モルトとグレーンの両方のウイスキーをつくっている珍しい蒸溜所。グレーンウイスキーとは、トウモロコシ、小麦などの穀類と麦芽を発酵させたもので、比較的風味が軽く、サイレントなスピリッツと呼ばれています。
蒸溜所ではジャパニーズウイスキーの柔らかさと繊細さを表現するために、グレーンウイスキーに着目。3種類の蒸留器を導入して、ライト、ミディアム、ヘビーとタイプの異なるウイスキーを製造しています。これによって”澄んだ味わいの中に広がる樽熟香”を目指しているんだとか。
「キリンディスティラリー 富士御殿場蒸溜所」がある御殿場までは、新宿からバスで2時間弱で行くことができます。近くには人気のアウトレットモールがあるし、ついでに海の幸を堪能して、1日を小旅行にするのもアリですよ!
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