盆栽、苔玉ブームの裏側で…。
盆栽や苔玉など、ひと昔前では「古臭い」「敷居が高い」とされていた緑にポジティブな視線が注がれている昨今。すでに完成したものを購入するのではなく、自分たちで手作りすることを良しとする風潮も相まって、ますます人気が加速している印象を受ける。
しかし、そんな一大ブームの裏で発生している「ある問題」に想いを巡らす人は、一体どれだけいるだろう。
深刻な問題「山採り」
実はいま、苔の乱獲である「山採り」が深刻な問題になっており、自然の生態系に害をおよぼしつつあるのだそう。さらに、乱獲された苔が生育環境が異なる場所に移されることで枯死してしまうという悪循環に。「売れるから」といって勝手に山採りをし、苔を死なせてしまっている、そんな人たちが少なからず存在しているのだという。
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とはいえ、前述のとおり、苔を使って「グリーンインテリア」を楽しみたいというニーズがあるのも確か。そこで、こうした状況に対応すべく生まれたプロダクトがこちら。
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名前の由来は、MASU(枡)+MOSS(苔)。「MASUMOSS」は、日本の花木の苔玉と木枡を組み合わせた新しいスタイルのミニ盆栽。江戸期から続く日本を代表する園芸農業地域・新潟市秋葉区で栽培される植物、苔を使い、地域の熟練の園芸技術者、盆栽技術者により生産管理されている。
自然を破壊しない苔
「FAIR MOSS」を使用
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使用される苔は、独自の技術により人の手で栽培された、自然を破壊しない苔「FAIR MOSS」。森林整備の一環でうまれる間伐材を利用した木質燃料「木質ペレット」を使用して加温、栽培されているという。
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このグリーンなアイデアは、すでに世界へ進出。「MASUMOSS」は、世界有数のインテリア見本市であるパリ「Maison Et Objet」でのデビューを経て、EUでも展開されている。
価格帯は3,000円から5,000円といったところ。購入以外にレンタルプランもあり。これを機に、苔を楽しむためのルールにも意識を向けてみてはどうだろう。