うつに苦しんでいた頃、立ち直るきっかけをくれたのは「写真」でした
つらい経験をした時、病気になってしまった時、人には支えとなるものが必要です。うつ病に苦しんでいたフォトグラファーのDanielle Harkさんにとって、それは「写真を撮ること」でした。
言葉にできないことを
写真で表現する
「私みたいな人、きっと他にもいるはず」。
写真に救われたDanielleさんは、「Broken Light Collective」というサイトを立ち上げました。心の病に悩む人たちのためのギャラリーです。
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「電池切れ」
Diana Colapietro(NY在住の21歳、パニック障害)
誰かの「灯り」になりたいと思う。でも話しているといつも、パニックになっちゃうの。
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「私の妹は、自閉症」
Ashley Hilgarth(アメリカ在住の大学生、自閉症の妹を持つ)
ドキュメンタリーの授業で、妹・アリアナを撮影しているの。本当に若いパワーが溢れていて美しいわ。
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「囚われの身」
Kira(大人になって初めて自閉症と診断された女性)
こんな偽の笑顔を浮かべること、誰だってあるんじゃないかしら。表向きは大丈夫そうでも、中身はぐちゃぐちゃってことって、往々にしてあるはず。
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「失われたもの」
Street Wolf(32歳男性、自殺未遂や薬物中毒を経験)
パニックになったとき、この苦しみを写真として残そうと思ったんだ。本当につらいんだよ。症状が発症する度に、どうやったら二度と苦しまなくて済むのか、いつも考えている。
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「安全な港」
Livonne(オーストラリア在住の55歳、ストレス障害)
安全地帯から離れて…探検、夢、発見。
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「闘いの色」
Shannon Kane(20歳の大学生、不安神経症)
私たちに起こったことは、すべて「色」として残っていくの。
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「泣きわめく橋」
Morgan(カリフォルニア在住の21歳女性、双極性障害)
1937〜2004年の間に、約1,600人がこのゴールデン・ゲート・ブリッジから自殺したんですって。だからかしら、この橋を見るたびに、何だか憂うつになっちゃうの。
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「喪失」
Shelby Hall(3児の母、うつ病)
子どもができたとき、自分の中に絶対的な愛と喜びが生まれました。しかし同時に、迷子になったのような気分にもなりました。アイデンティティを失ってしまう感覚です。
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「本物の友だち」
Katie McLaughlin(コネチカットのティーンエイジャー、うつ病)
私の親友はこの子。Sageっていうの。悲しいときも嬉しいときも、いつでも一緒にいてくれる。最高のパートナーよ。
写真がセラピー
お互いに支え合う人々
ときには、撮影者のつらいエピソードとともに掲載される写真たち。作品を見ていると、彼らの言葉にならない思いが伝わってきます。
![](https://d3jks39y9qw246.cloudfront.net/medium/84419/ec40d3c09dd553ee0441487c21743a0bbbac9b57.png)
「当時、心がぐちゃぐちゃになっていた私も、写真でなら、言葉では表現できない自分の気持ちや人生の側面を表現することができました。一種のセラピーのようなものだったんです。おかげでベッドから這い上がって、もう一度世界と繋がりを持つことができたんです。
このギャラリーを通して、みんなで支え合い、つらい時間を乗り越えていきたいです」