1970年代「アーティストが住みついたビル」を味わう、日本橋
「アーティストが住みついたビル」というコンセプトの新しいスポットが、2017年9月16日にオープンした。場所は、日本橋。
一棟ビル丸ごと使ってアート・音楽・食を発信するとあって、そのこだわりの世界観はフロアごとに見ていくのが面白そうだ。
『THE A.I.R BUILDING』と呼ばれ、築60年のビルをリノベーションしているこのビルは、もう少し深くコンセプトを掘り下げていくと「Gilles(ジャイルス)というNY出身の架空のジャズミュージシャンが1970年代に住んでいた」というものだ。
B1F
「BASEMENT」
地下には、ギャラリー展示や、DJ・バンドのライブもできる「BASEMENT」。サウンドシステムも本格的だ。
1F
「PUBLIC SPACE」
1Fはカフェになっていて、アーティストのラウンジ×キッチン、というテーマ。
世界最高ランクの紅茶を扱うティーブランド「LUVOND TEA」を中心に、スパークリング・ティーやオーガニックのパンケーキ、グルテンフリーの濃厚チーズケーキも味わえる。
2F
「LOFT」
60年前の天井板を活かした棚などが目を引く2Fは、まさにアーティストのワークスタジオ兼住居。その他、ポップアップショップや、撮影用にスペースレンタルも可能とのこと。
ベットを使わないときは収納して、空間を広くすることも。
3F
「BOX OFFICE」
3Fは、コワーキングスペース。クリエイターやノマドワーカーの拠点となる。
East TOKYOから
物や情報を発信
かつて映画や雑誌で見て想いを馳せていた、1970年代の「アーティストが住みついたビル」。それらを現代のライフスタイルに絶妙に落とし込んだのが『THE A.I.R BUILDING』の最大の魅力なのかもしれない。
Photo by rick_wu (Keiichi Kureshima)