7,000人のボランティアでつくる、熊本「みずあかり」
この週末、「みずあかり」が開催される。
熊本に希望のあかりを——
そんなテーマで毎年10月に開催されているこの祭典も、今年で14回目を数える。平成16年から続く、特別な秋夜。
私が気になったのは、ただ「キレイ…」だけでは終わらない背景があったからだ。
熊本城の周辺に灯る
5万4,000個の「ろうそく」
10月7日〜8日の2日間に渡って、花畑公園、市民会館前・坪井川を灯すこれらの「竹」「火」「水」「ろうそく」は、熊本の資源の象徴とも言うべきもの。
さらに、この美しい風景が、プロの業者などではなく、述べ7,000人のボランティアの手によって生み出されている、というからオドロキだ。
そこに住む人たちがただの傍観者となり、地元のお祭りに対して「ああでもない、こうでもない」と語るのは簡単だ。
でも「みずあかり」に感じるのは、そういったお祭りからの脱却。
自分たちの手で、訪れる価値のある、本物のお祭りをつくる、ということだ。
喜びから切なさまで
共感できること。
年を追うごとに、市民のお祭りとして賑わいを増しているものの、そこには、熊本の魅力を再発見して「ここに暮らす喜びや、切なさまでも共感できる市民と地域でありたい」という願いが込められている。
それはまさに、お祭りの「原点」とも言えるかもしれない。
地元の資源をつかい、市民の力で、循環する社会を目指す、まさに「暮らし人」の祭典。
今週末の10月7日、8日開催です。
■日時:
2017年10月7日(土)点灯18時〜22時
2017年10月8日(日)点灯18時〜21時■場所:
熊本県熊本市中央区花畑町一帯
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