沖縄でバカになりたい。そんな気分の夜は、那覇の「焼肉バカ一代」

なにもかも忘れて、バカ騒ぎしたい夜もある。

シークヮーサービールを飲んで、泡盛を飲んで、ハブ酒も飲んで、肉をガツガツ喰らう。昼間の海で遊びまくったぶん、チャージしないといけません。

別に何かイヤなことがあったわけではなく、むしろ心地いい。ただただバカになりたいんです。

高級焼肉? 有名店? いえいえ、そういう気分じゃありません。

いざ、沖縄の
「焼肉バカ一代」へ

こちとら、バカになりたい気分なんです。であれば、期待にこたえてくれそうな店に向かうしかありません。

那覇市にある、「焼肉バカ一代」

もう、そのまんまです。
国際通りから少し入ったところにあります。

お通しから早速バカっぽくて、いい。こういうのです!

その名も「キャベレスト」。自家製のドレッシングがおいしいので、思わずバクバク食べちゃいます。

キムチやナムルもいただきつつ、オリオンビールをぐびぐび。

ここでひとつ、前もって謝っておきます。

バカになりたいというのを言い訳に、ちょっとくらい味がビミョーでもいいや、と思っていたんですが、最初に出てきた「シャブタン」と「満月ミスジ」が予想を軽く超えたので、なんだか今日はいい夜になりそうです。

「バカな焼肉」とは
ハミ出すことである

期待通りのものが出てきました。焼肉台にのり切らないサイズの「巻ものカルビ」。1日限定5食だそうです。サンチュで包んで食べてもよし。

バカになりたい気分だった僕にとって、“ハミ出してる”なんて、まさにうってつけ。

店内には「タレの遊園地」なるものも用意されているので、自分好みのタレを作りながら一心不乱に食べ尽くします。

今度は、“長さ” でもバカやってる! 「50cmマルチョウ」です。

2m分の無料券もあるので、ボトルキープみたいに来店するたびに50cmずつ食べていく、なんてのもありです。

沖縄の旅らしく
「ハブ酒」でゴング

ビールとお肉でゴキゲンになったので、最後は「ハブ酒」でしめる。独特のハーブの香りに乗って、カーっとくる。頰にビンタをされたような気分です。

—— ここでゴングが鳴りました。カンカンカーン!

味わい深い郷土料理に触れたい夜もあれば、気心の知れた人とまったり飲みたい夜もある。

それと同じように「バカになりたい夜」もあると思うんです。ハメを外すのとは、ちょっとちがいます。たぶんそれは、元気になりたい夜なんです。

バカ…元気…。

琉球の風に乗って、どこからともなく猪木の声が聞こえてきたような気がした、そんな夜でした。

しめて、ひとり4,000円。

「焼肉バカ一代」

住所:沖縄県那覇市久茂地3-9-9 9番地ビル 1F
(県庁前駅から徒歩2本)
TEL:050-5592-9957
営業日:年中無休
営業時間:
月〜土 18:00~翌3:00(L.O 2:30)
日 18:00〜0:00(L.O 23:00)

Photo by JAPAN LOCAL
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。