やんばるのオアシス・大宜味村の「ター滝」で思った。沖縄は海もいいけど滝もいい!
そうなんです。海については、いわずもがな最高なんですが、沖縄は滝もすごいんです。
さっそく、大宜味村にある「ター滝」に向かいました。やんばるのオアシス、とも言われるスポットで、亜熱帯のジャングルを探検しているような気分になれます。青みがかった「リュウキュウハグロトンボ」を見つけたときには、さすがにテンション上がりました。
海遊びとはひと味ちがうリバートレッキングが、これまた気持ちいい!
ター滝に向かう
川の中をザブザブ進むと…
ター滝は、アスファルトの道を歩いていって簡単に拝めるようなところにはありません。駐車場から「ター滝入口」まで歩き、そこから川の中を(時には石がゴロゴロしているエリア)も進みながら、ズンズンのぼっていきます。
濡れてもいいハーフパンツや、歩きやすいウォーターシューズを忘れずに。
周りに覆いしげっているのは、ガジュマルの木や、シダ植物のヒカゲヘゴ。
—— 少しずつ、滝の音が近づいてきます。
「ター滝」の
「ター」ってなんだ?
ところで、ター滝という独特の名前、その由来が気になります。ジャングルみたいだからと言って、王者の名前から来ているわけではなさそうです。
沖縄・大宜味村役場の企画観光課に訊いてみました。
「このあたりは津波(つは)地区というんですが、その部落史を見ると『高い滝』に由来していると記録されています」
とのこと。
大宜味村には大小さまざまな河川があり、その上流にはいくつもの滝があります。なかでも「ター滝」は落差が10m以上もある大きなもののひとつ。
ただこれには諸説あり、沖縄の方言で「ふたつ」の意味をもつ「ターチ」が語源なんていう話も…。確かに、よく見ると滝が大きくふたつに分かれてますもんね。
滝、たのしー!
「ター滝」
住所:沖縄県国頭郡大宜味村津波1971-678
TEL:0980-44-3007(大宜味村役場 企画観光課)専用の駐車場(乗用車7台、マイクロバス3台、男女トイレ・シャワー室あり)から、ター滝入口まで徒歩で約10分(ここは舗装路)。そこからター滝までは川のなかを歩き、30〜40分ほど。
※過去には、禁止エリアに入った人が水難事故に遭ったことも。自然の脅威を侮ることなく、マナーと自己管理に気をつけて楽しみたいですね。