絵画のような「霧のポーランド」
ここは、ポーランドのオポーレ。5世紀以前は、ゲルマン人が住んでいたと言われている。それからローマ帝国の侵略によってスラヴ人の街となり、10世紀以降はスラヴ人の中心としとして栄えた歴史を持つ。
その後、オーストリア、プロイセンを経て、ドイツ国領となり、第二次世界大戦後にポーランドに復帰するという複雑な過去を持った街だ。
絵画のような一枚一枚にミステリアスな印象を感じざるを得ないのは、そのせいだからだろうか。霧と光がつくりあげた幻想的な夜を散策してみよう。
ミステリーとヒストリー
ポーランドは、18世紀末に独立を失った。その時に、粘り強い独立運動が続けられた中で彼らに勇気を与えたのは、日露戦争だった。日本人にとってなじみ深い国とは言えないかもしれないけど、知られざる親日国でもあるのだ。
ドイツやチェコ、スロバキア、ウクライナなどと国境を接する国。欧州への旅の機会があれば、一度は訪れてみたい国だ。
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