古都クラクフで観光客を
地面の上下からおもてなしするポーランド

現地のポーランド人にも「絶対に行ったほうがいい」とオススメされる都市といえば、クラクフ。街中には、世界遺産の旧市街「クラクフ歴史地区」があるなど、日本でいうところの京都のような存在。

でも、日本の古都と比べたときに大きな違いがあるんです。

それは、人気の観光地は地上だけじゃなく地下にも存在するという点。それも、地下街があるとかの話ではなく……広さ4000㎡になる博物館。

「クラクフ地下博物館」は、中央市場広場の地下4メートルのところにあり、2000年代に入り考古学者がこの場所にある遺跡を発見。そのまま博物館にしたというもので、宝石類や衣類などクラクフの歴史に関連しているモノなどの展示がされています。

オープンしたのは2010年。まだそれほど時間はたっていませんが、人気が高い観光名所になっています。一度に観覧できるのは300人だけという人数制限も設けられています。

地上も地下も……多様な視点で観光客を迎えてくれる。これがポーランドの古都なんです。

Top image: © Roka/Shutterstock.com
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。