ホテルライクな空間をつくる「ガラス管」。

「ホテルのような部屋」というのは、憧れの空間を表現する際によく使われる。意訳すると、“できるだけ生活感のない空間。だけど、かしこまっているわけでなく、落ち着ける”といったところか。

コレ、かなり難しい。

インテリアを高級ホテル並のスペックで統一するのは現実的じゃないし、どこから手をつけていいのかさっぱりわからない。

〈ソニー〉の「グラスサウンドスピーカー LSPX-S1」は、たったひとつ、そこに置くだけで、周囲の雰囲気をホテルライクに変えてくれるプロダクトだと思う。ベッドサイドでも、ダイニングテーブルの上でも、ローテーブルでも、なんなら床の上に無造作に置いたっていい。ガラス管の中のフィラメント型LEDによる温かみのある灯りが周囲を照らしてくれ、落ち着ける部屋の雰囲気を作り出してくれる。

そして、何よりも音だ。

「グラスサウンドスピーカー」という名前にあるように、当たり前だけど、このプロダクトは見た目だけで雰囲気を作るものではなくスピーカーだ。その真骨頂は良質な音と360度リスニングポイントを限定しない汎用性にある。そもそもこの美しいガラス管も、“見た目”のためにあるのではなく、“透明感のある音を奏でるため”のものだ。ガラス菅を振動させて音を出す、そんな特殊な構造がクリアな音を奏でてくれる。

とくに注目したいのは、高音。スピーカーにおいては低音が重視される傾向があるが、「グラスサウンドスピーカー LSPX-S1」は、高音が特に美しい。ホテルラウンジのようなリラックスした音楽のリスニングを自宅で再現するのぴったり。

視覚と聴覚、両方からホテルライクな空間を演出してくれる「グラスサウンドスピーカー LSPX-S1」。ソニーストアでも購入可能だ。

ちなみに個人的には、下の写真のようにプランターの隣にレイアウトするのがお気に入り。間接的に照らされた植物を眺めながら、好きな音楽を聴く時間が日常のちょっとした贅沢だ。

もっともホテルライクな雰囲気を味わえるのは、ベッドサイドかもしれない。ホントに、置くだけで様になる!

我が家での定位置はダイニングテーブルの上。悪い意味での生活感が出やすいスペースだけど、このスピーカーをレイアウトすることで空間が格上げされるように思う。

文中でも触れてるが、オススメは植物の横! 光が当たる対象物がそばにあることで、その場の雰囲気を和らげ、より温かみが感じられる。

ソファで寛ぐ時は、ローテーブルの上に。ワイヤレス、且つ360度方向すべてに音を届けるスピーカーということで、家中どこへでも持ち運び、好きな場所に置くことができるのも大きなメリット。

じつは、フィラメント型LEDの灯りがついてない時の佇まいも好み。フォルムがいい!