たったひとりの声が、メキシコ政府を動かした

正直、今のままでは環境対策として不十分かもしれない。

「Via Verde」というプロジェクトによって、メキシコシティの高速道路の柱に緑が植えられているのだ。

世界有数の人口過密都市だと考えると、もっとドラスティックな取り組みをしなければ大気汚染は改善できない。だとしても、このプロジェクトには大きな意味がある。

ひとりの声が
政府を動かした

個人的な体験になるが、メキシコシティの街を歩いていたときに車のクラクションをよく耳にした。せっかちな人が多いのかもしれないが、道路に目をやるとすぐに状況が理解できた。とにかく渋滞がいたるところで発生している。

これは車が多いという意味でもあるし、高い大気汚染レベルにも納得できる証拠のひとつになる。一時期に比べたら改善されているとはいっても、「Real-time World Air Quality Index」では未だに数値が高く、汚染されているのが現状だ。

そこで、メキシコシティが抱える環境問題に声をあげたのが、「Via Verde」を構想したチーム。SNSでプロジェクト概要をシェアし続けた結果、「Change.org」では約85,000人の賛同を得られた。その後、社会運動は大きくなり、メキシコ政府も協力することに。

メインとなる活動は高速道路の柱に緑を植えようというもの。もっと多くの助けを借りなければ、根本的な解決をするのは難しいかもしれない。だけど、今もなお成長を遂げている大都市、または政府を動かした「Vie Verde」は、市民の健康を守るムーブメントのきっかけになりそうだ。

Licensed material used with permission by Via Verde

関連する記事

メキシコのアンドレス・マヌエル・ロペス・オブラドール大統領が、大統領官邸(通称“ロス・ピノス”)をカルチャーセンターとして一般公開しました。
メキシコの起業家のふたりが、ノパルサボテン(ウチワサボテン)だけを使ってヴィーガンレザーを作成することに成功した。
メキシコの公式観光ポータル「Visit Mexico」は、Instagramにメキシコの写真をアップロードし、もっとも「いいね!」を獲得した人に1年間の無...
野暮ったくも素朴なメキシコの絶品とんこつスープ。
6月3日に登場した有料サブスクリプション「Twitter Blue」では、新たにBookmark Folders(ブックマークフォルダ)、Undo Twe...
以前まで、Facebookの検索バーに「Mexicans are」と入力すると酷い言葉がズラリ。それを変えたのがメキシコのビールメーカー。努力が実り、なん...
一見気づきにくいほど周囲の自然に溶け込んだ小屋が、メキシコの西海岸にある田舎町サン・ファン・デ・アリマにあります。小屋とはいえ、中はホテルのロビーみたいに...
ホームレス問題が深刻化するカリフォルニア。状況を改善するためにロサンゼルス市長が建設会社に相談。考案されたのは、コンテナを使ったフードホールでした。
メキシコの音楽フェス「Inception Music Festival」は世界有数のリゾート地カンクンで開催されます。期間はなんと「30days & 30...
モルディブ・マレ国際空港の近くであるフルマーレというエリアに、スマートシティ「Ocean’s Heaven」は建設予定です。
「Billboard JAPAN」をパートナーに、「ジョニーウォーカーブルーラベル」をイメージしたオリジナル選曲のペアリングプレイリストが誕生した。
少し前からよく耳にするようになった言葉「ダイバーシティ」。この記事では、ダイバーシティの意味や今日本でダイバーシティが必要とされている理由をご紹介。
アメリカとメキシコの国境にビアバーをオープンする計画を発表したのは、スコットランドのマイクロブルワリー「BrewDog」。MAKE BEER, NOT W...
メキシコ・オアハカで、12月29日から1月3日にかけて開催される「Restival」の紹介です。
英ガーディアンによると、イギリス政府が9月から女子学生(11歳〜18歳)に対して、生理用品を無料配布する予定だと言いいます。
派手さのないメキシコ料理。けれど心地よい野趣があります。
あまりにも静かな抗議。でも、見ると思った以上にインパクトがあるんです。
個人でもワンコインから屋上緑化に協力できるサービス「Beeslow Club」がリリース。
7月下旬、アメリカのニューメキシコ州とメキシコのチワワ州を隔てる壁に、シーソーが設置された。両国から参加した子どもや大人たちが交流を楽しんだ。シーソーは、...
メキシコに暮らす人たちは、骸骨のメイクをしたり、置物を飾ったりして、魂が戻ってきた故人と明るく「死者の日」を過ごします。アーティストButch Locsi...
新しい情報に出会うというのは、記憶を掘り起こしたり、全く考えもしなかったことを考えさせる力があるんだと思います。
アート作品「Teeter Totter Wall」が、ロンドン「Design Museum」の主催する「Beazley Designs of the Ye...
外苑前にある「ワールド・ブレックファスト・オールデイ」は、“朝ごはんを通して世界を知る”がコンセプト。その土地ならではの歴史や文化、栄養、楽しい生きかたの...
メキシコ・カリブ海沿岸で観光業を営む各社が協力して「#Come2MexicanCaribbean」というキャンペーンを始動。なんと、このキャンペーンで選ば...
カナダが使い捨てプラスチックの禁止を発表。早ければ2021年にも実施予定です。まずは、レジ袋やストローなどの禁止から検討。今後、具体案を広げていきます。
タコス、トルティーヤ、ブリトーなど。人気メキシコ料理の影に隠れ、なかなか口にする機会がありませんが、これもメキシコ人のソウルフード。肉や魚、チーズ、野菜を...
米・大統領選から約1週間が過ぎた11月16日。クラウドファンディングの大手「Kickstarter」は、プロジェクト登録できる国のリストに、新たにひとつの...
米メキシコ料理チェーン「Chipotle Mexican Grill」が、アパレルグッズを販売。限定コレクションにはアボカドの種で染色したラインナップも。
オーガニックな佇まいの〈Chubasco(チュバスコ)〉の「AZTEC」。ワラチと呼ばれるメキシコのサンダルに影響を受けたモデルです。スウェードを編み込ん...
オランダを拠点にする「Studio Roosegaarde」が開発したこの看板は、周辺の汚れた大気を吸収して酸素を排出するという特殊な機能をもった樹脂でコ...