『自分におどろく』

「自分におどろく」
たなかかずお 文 あべ弘士 絵(童話屋)

 

いちばん最初に、吹きぬける風を「気持ちいい」と感じたのはだれなんだろう。最初に、だれかを「好きだな」と思ったのはだれなんだろう。

いま自分がここにいること。朝から晩まではたらいて、好きなだれかとお茶を飲んで、恋人と月をみあげて。自分は、いったいどこから来たんだろう。となりにいるこの人は、どこから来たんだろう。

たくさんの奇跡が重なってここにいる。そんなことはわかってる。でも途方もなさすぎて、なかなか実感ができないんだ。

だけどわかったのは、たとえばいま10歳の人は、10年まえに生まれたわけじゃないし、80歳の人は、80年まえに生まれたわけじゃないってこと。40億年まえに、もう生まれていたってこと。ちいさな細胞としてだけどね。

なんとなく、なんとなく、自分が生まれてきた意味「みたいなもの」を、ちょっとだけ思って、この絵本はおしまい。


それでは、おやすみなさい。

 

『自分におどろく』文 たなかかずお 絵 あべ弘士(童話屋)

きみのいのちは 40億年前に生まれた たった一つの細胞から始まった。いのちは進化して 木や草やライオンや象になった。ムカデやタコにならず、きみは まっすぐ人間の道をたどって いま そこにいる。それは すごいことだ。まさに奇跡なのだ。

描かれるのは宇宙、ビッグバン、地球、いのちの星に生まれた奇跡のぼく。
そして今のコンピューター文明まで。壮大な世界の物語を、一冊の詩絵本に込めています。

Top image: © 2018 TABI LABO
「おとなが眠る前に読む絵本」まとめ
自分がない、そんな恋をしていたひとに。
自分が「どう見られているか」、どうでもよくなっちゃう。
自分だけの「本当のことば」を、さがしちゃう。
自分も「明日はだれかにやさしくしたい」って思っちゃう。
NPO法人「True Animal Protein Price(TAPP)」が今月5日に発表したレポートによると、肉製品は環境や健康維持にかかるコストを反...
「オリジナル絵本を作って贈る文化」を広げ、周りの人を笑顔にする未来を作るプロジェクト。専任のディレクターが取材をし、作家が世界でただ一つのストーリーを書き...
環ROYと鎮座DOPENESSによるラップユニットKAKATOとイラストレーターのオオクボリュウによる初の絵本『まいにちたのしい』。刊行に合わせた原画展、...
絵本の中の女の子たちは、昔から王子様が迎えに来てくれるのを待つプリンセスばかり。「女の子が自分の手で夢を掴む絵本を作りたい」という思いから作られたのが「G...
自分がうまれた世界を、「わるくないかも」って思えてきちゃう。
自分にとって最高の家族の生前を子孫へと受け継ぐために、亡くなった人の人生を絵本にすることを思いついたJuliette Eame。彼女の場合は、小さい頃によ...
2月17日、セックスと性的嗜好にまつわる悩みを解消してくれる「Lover」というアプリがローンチされた。音声ガイドやビデオ講座によって、具体的に指導をして...
「ブックサンタ2019」は「厳しい環境に置かれている全国の子どもたちにイブの夜、サンタクロースが絵本を届ける」という新しい社会貢献活動。2017年にスター...
かなしくて、泣いているひとに。
南インド・チェンナイにある出版社「タラブックス」。『夜の木』は、日本語だけでなく、フランス語、ドイツ語、韓国語、スペイン語、イタリア語にも翻訳され、タラブ...
世界13ヵ国で翻訳されたリトアニアの人気絵本「カケ・マケちゃんとかたづけエルフ」が日本上陸!「楽しくしつけを学べる絵本」として世界中で高い人気を誇る作品が...
文学作家のドクター・スースは、彼の本を読んだことがないアメリカ人はいないと言われるほど著名な人物。児童文学会への多大なる貢献が認められたピューリッツァー賞...
スーパーマーケットの「西友」は「プランツラボラトリー」と共同で、上福岡店の店内に植物工場を開設。生産元が明確で、天候に左右されず、鮮度の高い野菜が提供でき...
2月14日、NBAとバスケットボール練習用アプリ「HomeCourt」が協力して、NBAスカウトへのアピールを可能にする「NBA Global Scoun...
本を開いてパッ!と現れたは、円柱型の空間?そう、これはページをめくるのではなく、ひらいて楽しむ3D絵本なんです。真っ赤なお日さまや霞のような雲、鶴もいて日...
ハンドメイドの絵本がミリオンセラーになり、数々の賞を受賞しているインド・チェンマイの出版社「タラブックス」。彼らが世界中から賞賛を浴びているのは、なぜなの...
心変わりをして、恋を終わらせたひとに。
子供のころに読んだ本、読んでもらった本。そんな「思い出」のなかには、大人になっても忘れずにいたい名言がたくさん込められています。海外児童文学のなかでも、日...
生きていく上で、最低限のお金は必要ですが、お金を追う毎日に縛られすぎて「人生を楽しむこと」を忘れていませんか?テレビで見た美しい絶景を自分の目で確かめたい...
子どもの頃に学んだことは、意外と大人になった今でも胸に刺さることが多いのに、いつのまにかフタをしていたり、見て見ぬふりをしてしまっている…。本当に大事な何...