便利でラクなのにカッコいい。それが「チェストバッグ」

自転車カルチャーから誕生・発展し、今やアウトドアやファッションのシーンでも人気となった小ぶりのショルダーバッグ「サコッシュ」。

貴重品や小物だけをもって出かけるのに最適なサコッシュですが、その唯一の弱点ともいえるのが、激しく体を動かしたときにブラブラする、あの感じ……。そこでオススメしたいのが、手軽さと高い機能性を両立し、長距離の移動やランニングなどにもピッタリな 「チェストバッグ」です。

2018年、アウトドアシーンだけでなく、普段使いとしても話題の“胸元のバッグ”のなかで、とくに注目を集める4アイテムをご紹介します。

折り紙の手裏剣マークが目印。
新進気鋭のジャパンブランド

チェストバッグ 便利
© 2018 TABI LABO

徹底的にフィールドテストを繰り返し、そこで得た情報をフィードバックして製品開発をおこなう、日本発のアウトドアブランド「パーゴワークス」。

アウトドアギアを“究極のユニバーサルデザイン”ととらえるこのブランドのアイテムは、フィールドで誰もが戸惑うことなく使えるように作られています。

この「SWING」という3WAYバッグもそのひとつで、ストラップの組み換えによって「チェストバッグ」「ショルダーバッグ」「ウエストバッグ」に瞬時に大変身。

チェストバッグ ラク
© 2018 TABI LABO

撥水性のある本体内部は細かなポケットで仕切られており、地図や500mlペットボトルなども収納できます。

サイズはLとMがあり、高い防水性と耐久性を誇るエックスパックといった素材を使用したモデルもあってバリエーションは豊富。

オプションのインナーバッグを組み込めば、カメラバッグにもなる優れものです。

過酷な現場で磨かれた品質と
こだわりのギミック

チェストバッグ こだわりのギミック
© 2018 TABI LABO

各国の軍や法執行機関にも採用されるブランド「ミステリーランチ」。もちろん、このブランドもチェストバッグを展開しています。

「クイックドロービノハーネス」というこのモデルは、ハンティングなどで使用する双眼鏡を収めるために開発されたもの。ケースの内側はひとつの空間になっており、音を立てにくい起毛素材が採用されています。

マグネット式のバックルも着脱音がしにくく、獲物に気づかれにくい配慮がなされているのだとか。ハーネスは軽量で薄型のものを使用していますが、これはバックパックとの併用でも干渉しないことを考えてのデザイン。胸元でブレずに荷物を保持できることから、外出の際には小物入れとしても重宝すること間違いなし。

コヨーテや迷彩などの4色がラインナップされています。

ショルダーストラップに組み込む
特殊な構造のチェストバッグ

チェストバッグ ミステリーランチ
© 2018 TABI LABO

ミステリーランチ」からもう一品、「ウェットリブ」というモデルをご紹介。

まず目を引くのは、バックパックのショルダーパットを調整するためのストラップに組み込んで使用する、特殊な構造。装着方法は簡単で、ワンタッチで着脱できるクリップでストラップに固定するだけ。

ストラップを固定する位置により、チェストバッグとしてはもちろん、ウェストポーチのような使い方も可能となっています。

チェストバッグ ウエストポーチ
© 2018 TABI LABO

本体にはドローコード付きのボトルホルダーと、行動食やカメラなどの収納に適したサイズのポーチを搭載。

荷物を取り出すためにいちいちバックパックを下ろす必要がなくなるので、長距離移動などで大きな利便性をもたらしてくれます。

アウトドアフィールドでも活躍。
ミリタリーギア・チェストリグ

ミリタリーギア・チェストリグ
© 2018 TABI LABO

「チェストリグ」とは、主に銃火器の弾倉を持ち運ぶための装備として、軍や警察などが用いる特殊なハーネスのこと。本来であれば一般の生活とはかけ離れた存在ですが、なかには医療班や偵察といったチームのために開発されたモデルも存在します。

ライトや無線機、マルチツールを収めるのに便利なデザインは、アウトドアシーンでも存分に活躍してくれます。

メイフラワーR&C
© 2018 TABI LABO

ここで紹介する「メイフラワーR&C」の「ユニバーサルチェストリグ」も、キャンプなどの外遊びと好相性。面ジッパー式の4つのフラップポケットを有し、マルチツールやハンドライトの収納に適したポケットを2箇所に装備。

アイテムとしてはかなり突飛な代物ですが、機能性とオリジナリティという点では、ぜひともチャレンジしてほしい一品です。

Top image: © 2018 TABI LABO
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。