外遊びの疲れを癒してくれるアウトドア用「スリーピングギア」

外遊びで疲れた身体をリカバリーするには、快適な睡眠が大切です。そこで今回は、最新のテクノロジーや専門ブランドのノウハウを詰め込んだアウトドア用のスリーピングギアにフォーカスし、注目のアイテムを紹介していきます。

軽量性と高い保温性を兼ね備えた
名門ブランドのシュラフ

© 2018 Sachihiko Koyama/STUH

“Sorry to Earth”をキーワードに、軽量かつ革新的な装備を追求するアウトドアブランド「ZEROGRAM」。

先進のマテリアル(素材)とパーツを使用し、厳格なテストをクリアして世に送り出されるプロダクトは、どれも最小限の資源で最大の機能を引き出す工夫が盛り込まれています。

今回紹介する厳冬期用のシュラフ「Cholatse plus」も、そんなこだわりと工夫が詰め込まれた逸品。「軽量性」と「保温性」という相反する理想を実現しています。

© 2018 Sachihiko Koyama/STUH

このアイテムの最大の特徴は、分子レベルで超撥水加工を施した、850FP(フィルパワー)という最上級の“ふくらみ度合い”のダウンを贅沢に使用している点で、湿気に対する驚異的な強さと保湿力を誇ります。

さらに、シュラフ内の体温で温まった空気を末端まで素早く伝達する「Vertical Thermal Channels&FlowGate」というオリジナルの技術と立体裁断、ジッパーラインを組み合わせることで、コールドスポットができにくい構造になっています。

足先から首元に向かって幅が広くなる立体製法のデザインは、寝返りなどの動きを制限することなく、ストレスのない眠りを約束してくれます。

アウトドア寝具ブランドが
手がける携帯マクラ

© 2018 Sachihiko Koyama/STUH

バリエーション豊富なスリーピングマットや軽量なコット(簡易ベッド)がアウトドアファンに馴染みあるブランド「サーマレスト」。

キャンプや旅行と相性のいいアウトドア用マクラ「Pillow」シリーズは、そんな屋外向けスリーピングギアの代名詞ともいえるブランドならではのアイデアとセンスが詰まったユニークなアイテムです。

© 2018 Sachihiko Koyama/STUH

なかでも注目したいのが、コンパクトに折りたたむことのできるパッカブル仕様の「Compressible Pillow」。

これは、トレッカーやキャンパーの携行を想定してデザインされたモデルで、サイズはS、M、Lの3種類。洗濯も可能なので、長期間の旅のお供にも最適です。

もし、バックパックやダウンジャケットを丸めてマクラ代わりにしているなら、専門ブランドのアイテムを取り入れて、しっかりと身体をリカバリーしてあげてください。

キャンプ泊を快適にしてくれる
話題のスリーピングマット

©2018 Sachihiko Koyama/STUH

パタパタとコンパクトにたためて持ち運びにも便利な、クローズドセルフォームパッドと呼ばれるスリーピングマット。

テント泊などではもはや大定番のアイテムですが、手がけているブランドは意外と少なく、選択肢も多くありませんでした。そんななか、米国発のアウトドアブランド「ニーモ」から、ヴィヴィッドなオレンジカラーのマット「スイッチバック」が登場。

これまでもスリーピングマットやピローといったアウトドア用スリーピングギアを手がけてきた同社ですが、軽さを求めたエアマットやセルフインフレータブル(自動膨張式)が主流でした。

© 2018 Sachihiko Koyama/STUH

特徴は、ヘキサゴナル(六角形)シェイプと呼ばれる表面の凹凸にあります。

六角形の交点を持つコンフォートゾーンをクモの巣状に連結することで、全体の剛性を高めつつ地面からの底付きを軽減。硬さの異なる2層のフォーム素材を組み合わせることで、上質な寝心地へとつなげています。

また、裏面には熱を反射するサーマルフィルムを装備し、高さのある独自のフォーム形状との組み合わせにより、一般的なパッドよりも20%も空気を溜め込むことができるスペースを確保。

寝転んだ際に伝わる温かさは、寒い時期の屋外での宿泊も快適にしてくれるはずです。

Top image: © 2018 Sachihiko Koyama/STUH
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