アウトドア向けの機能が詰まった注目の「トラベルギア」
苛酷な状況での使用を想定して、日進月歩で進化し続けるアウトドアギアには、ユーザーがフィールドで高いパフォーマンスを発揮できるように様々な機能が盛り込まれています。そうした機能は、アクティビティのみならず、ときに「旅」においても多くの快適さをもたらしてくれるもの。そこで今回は、旅行のパートナーにも好相性の「機能目線」で選んだアウトドアギアをご紹介します。
海外旅行にも最適
セキュアなショルダーバッグ
各国の軍隊やハンター、消防隊員など、苛酷なロケーションやシチュエーションにも対応したアウトドア製品を数多く手がける「ミステリーランチ」。
タフな作りと独創的なデザインでファッションシーンでも注目を集めるブランドですが、なかでも「A5」と呼ばれるショルダーバッグには、旅とも好相性のギミックが随所に盛り込まれています。
注目のポイントは、バッグ全体を覆うように設けられた大きなフラップで、開けるとフラップの付け根にもジッパータイプの隠しポケットが。パスポートや現金などの貴重品も安心して収められるデザインになっています。
内部には、メインの収納スペースに加え、ふたつのジッパーポケットを搭載。
鍵を固定するフックなどもレイアウトされており、コンパクトながら荷物を整理しながら収めることが可能。また、生地が二重構造になっているので、万が一バッグを切られても、すぐに内部の荷物に到達しないといったメリットもあり、まさにセキュアな工夫がなされた、旅向けのショルダーバッグなのです。
また、今回紹介するクレイジーパターンの配色は、2018年に創業者のデイナ・グリーソン活動40周年を振り返るコレクションとして発表された「THROWBACK COLLECTION」の日本別注カラー。
通常のモデルとしてブラックやコヨーテなど、豊富なカラーバリエーションが用意されているので、バックパックと合わせて取り入れるのもオススメです。
旅を通じて得た情報を
フィードバックして開発
アウトドアの機能を巧みに取り入れたギアを発信する「F/CE.®」。
最大の特徴は、シーズンごとに様々な“国”をテーマに掲げ、デザイナー自身が実際にその国を旅することで得たインスピレーションや、道中で欲した機能、利便性のためのディテールを落とし込みながら製品を作り続けているということ。
もちろんそのなかには、常にアウトドアの機能性が取り入れられています。
コレクションのなかでも、注目すべきは「ウォータープルーフレザー」を全面に使用した、ブランド初のレザーライン。
牛皮革に染めの段階で防水処理を施しており、防水機能のある特殊な染料を使用したことで、10,000mm以上の耐水圧(大雨のなかでも内部に水が浸透しないレベル)を実現しています。
コレクションはバックパックやメッセンジャーバッグのほかに、サコッシュやショルダー付きのウォレットといった小物も充実。なかでもウォレットは、内部のカードが抜け落ちないように面ジッパー式のストラップを配置するなど、細部の機能面まで配慮が行き届いたデザインが魅力。
旅行はもちろん、野外フェスなどでも活躍してくれます。
ミリタリーのヘルメットバッグを思わせる、大容量の手提げカバンもラインナップ。着脱式のショルダーストラップを備え、内部にはPCやペンなどの小物、ドリンクボトル用などのスリーブが細かくレイアウトされています。
シンプルなルックスなので、ビジネスシーンとも好相性です。
アウトドア仕込みの
圧倒的な防水性能
旅先での移動に欠かせないキャリアですが、ここでもアウトドアの機能は大きなメリットをもたらします。なかでも内部の荷物を守る防水性という観点では、サイクルバッグのパイオニア「オルトリーブ」の製品は、その真価を発揮してくれるでしょう。
専門メーカーとの共同開発により独自のコーティングを施したファブリックは、耐水圧100,000mm(100M)という圧倒的な防水性の高さが特徴。
オリジナルの技術である「3D溶接」や防水ジッパー「タイジップ」との組み合わせにより、普通の旅行にはオーバースペックながら、いざというときの強い味方になってくれること間違いありません。
そうしたテクノロジーをふんだんに取り入れた製品のなかには、この「ダッフルRG」のように、旅とも相性のいいモデルも。
キャリーバッグとバックパック、ボストンバッグの3つのメリットを融合させたユニークなモデルで、サイズは写真の34Lのほか、60Lと85Lをラインナップ。
34Lタイプは多くの航空機で機内持ち込みも可能なサイズになっているので、出張などのちょっとした長距離移動にも適しています。