英国のEU離脱当日に発売された「ウソだらけの白ワイン」

2020年1月31日、イギリスがEUから離脱したこの日、1本のワインが同国で発売開始となった。名前は「LIAR Wine」。北イタリア産メルローを使い、やわらかくてフルーティなニュアンス。バラに近いフローラルな香りが特徴だという。

ん?ちょっと待った!

ワイン愛好家でなくとも、おかしいということに気づいた読者も多いはず。だってメルローといえば、本来は赤ワイン用のブドウ品種。

それがどうだ、こちらは!「LIAR Wine」はその名の通り、色でウソをついたワインなのだ。

©2020 LiarWine

メルローを白ワインと同じ製法で圧搾して果汁を抽出。その際、果皮をすぐに分離させることで白色を作り出しているんだそう。エイプリルフールでもあるまいし、わざわざ手の込んだウソに仕立てたのには、それなりのワケがある。

「LIAR Wine」が訴えかける、もうひとつのウソだ。

「EU加盟でイギリスが毎週3億5000万ポンド(約500億円)を支払っている」「移民の影響で職が減った」「地球温暖化はフェイクニュース」「ブレクジットは英経済を活性化する」……。

離脱派の喧伝は、すべてウソじゃないか!とね。

ブレクジットの日に当て込むように発売したのも、赤を白で表現したのも、見た目に隠されたウソを揶揄しようという強い意思表示というワケ。だったらいっそ、口当たりもビターで角が立つ苦味が舌の上にいつまでも残るようなキツイ味でもよかったかも!?

©2020 LiarWine
Top image: © 2020 LiarWine
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