都市で生活するなら「こんな車」がちょうどいい。「シトロエン」の新EVが欧州で話題

2月末、フランスの老舗自動車メーカー「Citroën(シエトロン)」が発表した、2人乗りの超小型EV「Ami One Concept(以下、Ami)」が話題を集めている。

デザイン性や機能性、利便性の高さは言わずもがな。特筆すべきは、現代の都市生活に求められる“消費設計”にある。

Amiは購入以外に、カーシェアリングやレンタル、リースなど複数のオプションがあり、専用アプリから利用方法をカスタマイズできる。5分間の利用からOKなカーシェリングサービスもあれば、5ヵ月間の短期リース、5年間の長期リースまで。

購入する場合の車両価格は6900ユーロ。2年間の長期レンタルの場合、最初に3544ユーロを支払い、その後は月々19.99ユーロで使い放題の「サブスクリプション」も選択可能だ。

さらに驚くべきことに、“利用の自由”をコンセプトに掲げるAmiは、なんと運転免許が不要。16歳(フランスでは14歳)以上なら誰もが利用することができる(※欧州の免許制度は日本とは一部異なる)。

Amiは多様化する現代人のライフスタイルに寄り添った“自動車の新しいカタチ”といえそうだ。日本の公式サイトによると、現時点で日本国内での販売予定はないようだが、今後の上陸に期待したいところだ。

© Citroën/YouTube
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