持続可能な社会の「解」がここに。手塚治虫の「漫画アンソロジー」2作が同時刊行
手塚治虫が山・動物・自然をテーマに描いた漫画アンソロジー『手塚治虫の森』と『手塚治虫の動物』が、「株式会社山と溪谷社」より同時刊行された。
昨年6月の『手塚治虫の山』に続いて、遺作を各テーマごとで1冊にまとめた今回の作品集。『手塚治虫の森』は、すべての生命の源でありエネルギーに満ち溢れる“森”を舞台に描かれた11編を、『手塚治虫の動物』では、人間のエゴに翻弄されてもなお輝く“動物”の生命力にフォーカスした7編をそれぞれ収録。
今、世界をあげて推進する“持続可能な社会”はどうあるべきか?の解ともいえるメッセージが込められており、手塚治虫をよく知らない世代でも深く共感できるような内容となっている。
それぞれの掲載作品は以下の通りだ。この機会に、ぜひチェックしてみて。
「大将軍森へ行く」
1976年8月『月刊少年マガジン』(講談社)掲載
「メタモルフォーゼ」第3 話として掲載
「峠の二人」
1982年11月18日『コミックモーニング』(講談社)掲載
「サスピション」第2 話として掲載
「熟れた星」
1971年2月『SFマガジン』(早川書房)掲載
「ブルンネンの謎」
1970年2月4日『少年チャンピオン(秋田書店)』
「ザ・クレーター」第13 話として掲載
「ブラック・ジャック - ナダレ-」
1974年2月11日『週刊少年チャンピオン』(秋田書店)掲載
「緑の果て」
1969年5月『ファニー』(虫プロ商事)掲載
「八丁池のゴロ」
1968年1月1日~12月29日
『赤旗日曜版』(日本共産党中央委員会)掲載
「三つ目がとおる - オハグロ沼の怪物- 」
1975年10月12日『週刊少年マガジン』(講談社)掲載
「ブッダ -アッサジの死-」
1976年2月~3月『希望の友』(潮出版社)掲載
「三人の侵略者」
1969年11月5日『少年チャンピオン(秋田書店)』
「ザ・クレーター」第7話として掲載
「火の鳥 - 異形編-」
1981年1月~4月『マンガ少年』(朝日ソノラマ)掲載
「ロロの旅路」
1973年3月19日『週刊少年ジャンプ』(集英社)掲載
「ブラック・ジャック - 白いライオン-」
1974年10月21日『週刊少年チャンピオン』(秋田書店)掲載
「ロバンナよ」
1970年3月14日『プレイコミック』(秋田書店)
「空気の底」第13 話として掲載
「悪右衛門」
1973年9月『別冊少年ジャンプ』(集英社)掲載
「ころすけの橋」
1978年2月19日『週刊少年サンデー』(小学館)掲載
「動物つれづれ草」
1973年10月~1974年9月『アニマ』(平凡社)掲載
「ボンバ!」
1970年9月~12月『別冊少年マガジン』(講談社)掲載