北海道・仁木町のワイナリーが作る「持続可能で人と自然に優しいクレヨン」
近年は台風や豪雨などの自然災害が増え、農作物が被害を受けることが社会問題に。傷んで出荷できなくなってしまった農作物が大量に廃棄されてしまっているという。
そんな状況の緩和に向け、北海道・仁木町の複合型ワイナリー「NIKI Hills Winery」は、出荷できない農作物を原料にしたクレヨンを開発した。
「NIKI Hills natural crayon」と名付けられたこの商品は、北海道の農家から提供された廃棄農作物を原料にした天然のクレヨン。化学物質過敏症に悩む方や小さな子どもも安心して使うことができるのだ。
また、今回開発された10色の味わい深い色の名前には、それぞれ「ワイナリーの食卓」をイメージさせるフランス料理や、同ワイナリーが製造するワインの名称がつけられている。薄桃色には「さくらんぼのコンポート」、緑色には「ブロッコリーのアミューズブーシュ」など、センス溢れる名前に、絵を描くうえでも芸術的な刺激を受けられそうだ。
さらに、同クレヨンの売り上げの一部は、義援金として仁木町に寄付されるという。ただ環境に優しいだけでなく、北海道の農家の復興にもつながる持続可能な素晴らしい取り組みだ。
『NIKI Hills Winery』
【NIKI Hills natural crayon】https://nikihills.co.jp/20200318/4476/
Top image: © NIKI Hillsヴィレッジ