「LinkedIn」が職種欄に「専業主婦/主夫」の項目を追加
ビジネス系SNSの「LinkedIn」が、プロフィールに記載する職種欄に「stay-at-home mom(専業主婦)」「stay-at-home dad(専業主夫)」「stay-at-home parent(専業夫婦)」の項目を追加したことを発表した。
これは新型コロナウイルスの影響を受けて、多くの人が家族との時間を大切にするために“仕事から離れる選択”をしたことに対する新しい方策。
米国では実際に、約250万人ほどの女性が仕事を辞めて専業主婦になったようで、キャリア上の空白期間を説明する項目を求める意見が多く寄せられていたようだ。
「LinkedIn」は日本での知名度は高くないが、米国では主流なSNS。多くの人が自身の名刺のようにプロフィールを公開し、実際に求職や採用にもつながるサービスだ。
そのため、キャリア欄の項目は重要な要素であるにもかかわらず、まだ追加されていない項目が多いと指摘が相次いでいる。
同社は今後、「出産休暇」「育児休暇」「養子縁組休暇」「病気休暇」「遺族休暇」「高齢者介護休暇」などの項目も慎重に検討したうえで追加していく考えを示しているようだ。
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