令和のチョウザメは卵より「魚肉」に価値あり

高級食材キャビアが珍重される魚「チョウザメ」。

乱獲が進み絶滅が危惧されることから、世界のキャビア生産量の90%を占めるカスピ海沿岸では、たびたび捕獲の禁止措置が取られてきたなか、近年では日本国内でもチョウザメの養殖がさかんになってきた。

©Makuake

だが、卵をとった後のチョウザメはあまり活用されることなく、市場に出回ることも少ない。実際、国産チョウザメの身は弾力があり、クセがなく適度に脂ものっていて和食との相性も申し分ないそうだ。

また、近年の調査では非常に栄養価の高い魚であることもわかってきた。皮の60%はコラーゲンと言われるチョウザメには、ビタミンDカルノシン、さらに体内で合成できない必須脂肪酸もバランス良く含まれているという。

そんな良質なタンパク源をムダなく活かしたい。と、卵だけでなく魚肉のもつ魅力を引き出し、人間だけでなく犬や猫にも安心して与えることのできる新しいペットフードが開発された。

前置きが長くなって失礼しました。

ご紹介しよう。国産キャビアで初めて海外への輸出を果たし、生産量トップの宮崎県の老舗魚屋「九州築地」がつくるチョウザメを100%使った、栄養豊富なペットフード「宮崎-森のチョウザメ-sustainable PET FOOD」。

©Makuake
©Makuake

そのチョウザメの魚肉と軟骨だけを水煮で調理した無添加のフード。

開発にあたってはペットフード・メーカーで技術サポートなどにあたる獣医師がフォロー。犬猫の健康維持に役立つ成分が多く含まれるチョウザメの魚肉に太鼓判を押すとともに、水煮で調理することで魚肉と変わらないくらい柔らかくなる軟骨に着目した。

一般的なウェットタイプのもは“とろみ”をつけるため増粘剤やゼラチンなどが用いられることがあるが、こちらはチョウザメの軟骨に含まれるくだんのコラーゲンが活きてくる。増粘剤を加えることなく、コラーゲンの働きにより自然と“とろみ”がつけられるわけだ。

こうして、捨てられていたチョウザメの価値を再認識させられる、チョウザメだけを使ったペットフードは完成した。

キャビアだけでなく、その魚肉にも新たな価値を。飼い主とともに同じ食材で一緒に食卓を囲む。「宮崎-森のチョウザメ-」に注目だ。

©Makuake

宮崎-森のチョウザメ-sustainable PET FOOD

【購入ページ】https://www.makuake.com/project/kyushu-tsukiji/

Top image: © Makuake
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。