美術館にズラリと展示されるのは、全国各地のご当地「発酵食品」……!

福井県あわら市にある「金津創作の森美術館」。

アトリエやガラス工房、野外展示スペースなどとともに広大な森のなかにたたずむ同館は、その特性を生かして現代美術家とのさまざまなコラボを実現してきた。

そんななか今回もユニークな展覧会「発酵ツーリズムにっぽん/ほくりく」を9月17日(土)から開催予定。

今回のテーマはズバリ「発酵」。発酵にまつわるモノやストーリーをとおして、「食」のカテゴリーを表現するというのだ。

キュレーターに発酵デザイナーというユニークな肩書きを持つ小倉ヒラク氏を迎え、その土地の文化や風土を紹介するというのが、この展覧会の概要。

©Makuake

コンセプトは分かるけど、「じゃあ展示品はなんなの?」という疑問が湧いてくると思うのだが、館内に並ぶメインの展示品は、なんと小倉氏自らが現地で見つけ出した「発酵食品」!

北陸地方にどのような発酵文化が根付いているのかを、その食品のつくり方や誕生背景、歴史などからひも解いていく。

また、北陸のみならず、各都道府県のローカル発酵食品を一つずつ選定。この展覧会を見るだけで、発酵をとおして日本中を旅したような気分を味わえる、というわけだ。

ほかにもワークショップや地酒を楽しめるテイスティングイベント、会場である金津創作の森を舞台にした「発酵キャンプ」などのイベントも!

同会場以外にも福井2か所、富山と石川にそれぞれ1か所のサテライト会場が設けられるそう。

同展覧会については現在、クラウドファンディングという形で「Makuake」にて応援購入を実施中。

なお、リターン品には税込3000円で招待券、5000円でガイドブック、1万円で発酵食品の詰め合わせなどが用意されている。

Top image: © Makuake
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