「スパイダーマン」のゲームで反LGBTQを訴えたユーザーが利用停止に
「スパイダーマン」の世界を美しいグラフィックで楽しめると人気の、PC版「Marvel’s Spider-Man Remastered」。じつは今、ゲームの外で話題を呼んでいる。
なんでも、MOD共有サイトの「Nexus Mods」と「ModDB」が、LGBTQに反対するユーザーを禁止(BAN)したらしい。理由は、ゲーム内のプライド・フラッグを削除して星条旗に変換するMODをアップロードしたからなんだとか。
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ちなみに、MODとはゲームのデータを改造するプログラムで、風景の変更やキャラクターの追加などに使われる。今回は、そんなMODを使って反LGBTQを訴えるユーザーが現れたというわけだ。
今回の件について「Nexus Mods」は、「我々は包括性と多様性を大切にする」としている。「ModDB」も「特定の人たちを疎外するようなことは許さない」と述べた。
ダイバーシティが重要なのは、現実社会も架空の世界も同じ。メタバース空間がさらなる拡大をみせるであろう今後、ユーザーのリテラシーと管理者、運営者のポリシーの整備が重要であり急務といえるだろう。
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